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イスラエル軍が、シリアにあるイラン領事館周辺を空爆、5人が死亡

イスラエル軍が、シリアにあるイラン領事館周辺を空爆、5人が死亡
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イスラエル軍が、シリアの首都・ダマスカスを空爆し、イラン領事館も被害を受けたという。

 

イラン革命防衛隊の司令官が死亡

 

シリア国防省によれば、イスラエル軍の航空機は4月1日の17時頃(現地時間)、Mezzeh地区のイラン領事館の隣にある高層ビルを攻撃したという。

 

シリアの防空部隊は、ミサイルの一部を迎撃し、撃墜したが、残りのミサイルが建物を直撃。ビル全体が破壊され、中にいた人々が死亡、または負傷したそうだ。死者数や負傷者数などは明らかにされていない。

 

また隣接するイラン領事館も被害を受けたとされ、イラン大使は少なくとも5人が死亡したと明らかにした。

 

死亡した人の中には、イラン革命防衛隊の上級司令官であるモハマド・レザー・ザヘディ准将(63)も含まれていたという。

 

側近や革命防衛隊の隊員も死亡

 

イラン政府寄りの「タニスム通信」は、ザヘディ准将がシリアとレバノンで、コッズ部隊の司令官を務めていたと報じている。

 

また、ザヘディ准将の側近である、モハマド・ハディ・ハジラヒミ氏もこの攻撃で死亡したそうだ。

 

イギリスに拠点を置くシリア人権監視団によれば、コッズ部隊の司令官やイラン人顧問2名、革命防衛隊の隊員5名の計8名が死亡したという。

 

シリアのイランの外相が非難

 

シリアのFaisal Mekdad外相は、今回の空爆を「凶悪なテロ攻撃」と呼び、多くの罪のない人々が殺されたとし、非難している。

 

またイランのHossein Amir-Abdollahian外相も、この空爆は「あらゆる国際義務と国際条約への違反」だと述べ、「この行動の結果は(イスラエルの)シオニスト政権にある」と非難。国際社会による真剣な対応の必要性を強調した。

 

一方、イスラエル側は、攻撃の内容については明らかにしておらず、「海外メディアの報道についてはコメントしない」と述べている。

 

先週には、シリアのダマスカスと北部のアレッポに対しても、イスラエル軍によると見られる攻撃が行われ、シリア人権監視団はシリア軍兵士38名と、イランが支援するレバノンの武装組織「ヒズボラ」のメンバー7名を含む、53名が死亡したと伝えていた。(了)

 

出典元:BBC:Israel accused of deadly strike on Iranian consulate in Syria(4/1)

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