イスラエル軍がガザ地区南部のラファを空爆、侵攻の準備を開始か?
イスラエル軍は、ガザ市南部にある町、ラファを空爆し、数人のパレスチナ人が死亡した。
3人の子供を含む7人が死亡
パレスチナの通信社「Wafa」によれば、イスラエル軍は4月17日にも、ラファへ空爆を行い、3人の子供を含む、少なくとも7人のパレスチナ人が死亡したという。
空爆は、避難していたパレスチナ人のいる建物の部屋や、開けた土地に行われたそうだ。ラファでは、北部や中部などから避難してきた多くのパレスチナ人が、開けた土地でのテント生活を強いられている。
また北部のガザ市にある市場も空爆され、6人のパレスチナ人が死亡したそうだ。
一方、イスラエル国防軍は17日、武装ドローンを運用する部隊や、ロケット発射場を含む40以上の標的を攻撃したと明らかにした。
The Gaza Civil Defense showcases pictures of a rescue operation following an earlier Israeli strike on Rafah, which killed seven Palestinians.
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— Al Jazeera English (@AJEnglish) April 17, 2024
Palestinians search for survivors after an Israeli air attack on the Abo al Hanood family house killed seven people, including children, in Rafah, in the southern Gaza Strip.
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— Al Jazeera English (@AJEnglish) April 17, 2024
周辺部に追加の兵器を配置
さらに、イスラエル軍がガザ地区の周縁部に、追加の大砲と装甲兵員輸送車を配備したとの情報もあり、140万人のパレスチナ人がいるラファへの攻撃の準備が進められているとの見方も出ている。
イスラエルの日刊紙「Ma’ariv」も、自国の軍が現在、警戒態勢に置かれており、「作戦の基本原則」が、参謀本部や国防大臣によって承認されたと、伝えている。
ただしその作戦がどのようなものかは、明らかにされていない。
イスラエル軍は4月16日、ラファに避難しているパレスチナ人の民間人のために、4万張のテントを購入したと明らかにしている。
停戦交渉も「つまづき」
ガザ地区での停戦交渉も行われているが、カタールの首相兼外相であるSheikh Mohammed bin Abdulrahman Al Thani氏は4月17日、停戦とイスラエル人の人質の解放を目指す交渉が再び「つまずき」にぶつかったと述べた。
イスラエルと「ハマス」は、停戦の条件と期間、そしてイスラエルの刑務所に拘束されているパレスチナ人の解放と引き換えになる、イスラエル人の人質の身元と人数について合意できていないという。11月末に行われた停戦は、1週間後に崩壊している。(了)
出典元:The Guardian:Israel reportedly deploys extra weapons for assumed Rafah offensive(4/17)
出典元:Al Jazeera:Israel’s war on Gaza updates: World awaits threatened attack on Iran(4/17)