死体にお金を引き出させようとしたブラジル人女性、逮捕されるも途中で死んだと主張
42才のブラジル人女性が、伯父の死体を銀行に連れて行き、伯父が借り入れたローンのお金を引き出させようとして逮捕された。その場面は撮影されているのだが、途中まで伯父は生きていたと彼女は主張している。
車椅子の伯父は無反応
今月16日、Erika de Souza Vieira Nunesという女性が、車椅子に乗った68才の男性、Paulo Roberto Bragaさんを連れて、ブラジルのリオデジャネイロにある銀行「イタウ·ウニバンコ(Itau Unibanco)」の支店に現れた。
その女性は彼を介護している姪だと自己紹介し、彼(伯父)が融資を受けることになっている1万7000レアル(約50万円)を受け取りに来たと行員に告げた。
ところが、伯父とされる男性は全く無反応で様子がおかしい。ガクリと頭を下げ、彼女がそれを手で支えたりしている。
「伯父はいつもこうなのよ」と彼女は行員に説明し、無反応の伯父に向かって「伯父さん聞いてる? サインする必要があるの。サインしなきゃだめなの」「私じゃ代わりにサインできないの、できるならするんだけど。ここにサインして、あとこっちの書類にも。これ以上困らせないでサインしてちょうだい」と言ったそうだ。
その時行員が撮影した動画が、SNSで拡散されている。行員は車椅子の男性の体調を案じ、救急車を呼んだとのこと。
in Rio de Janeiro Brazil a women (Érika de Souza Vieira Nunes) took the corpse of an elderly man into a bank to try to take out a loan of R$17,000 (USD $3,400), local Brazil media reported.
Suspicious bank employees filmed the incident and called the police.… pic.twitter.com/kzEzG6ORBP— interessingworld (@interssingworld) April 17, 2024
少なくとも数時間前に死亡
この女性は救急車が来るまでの間にも、「伯父さん、感覚はあるの?具合が悪いなら病院に連れて行くけど、救急救命室にまた入りたいの?」と話しかけていたそうだ。しかし、駆けつけた救急隊員によれば、男性は少なくとも数時間前に死亡していたとのこと。
彼女は死体を侮辱した罪と、詐欺未遂の容疑で警察に逮捕された。彼女の弁護士は、警察が事実を誤認していると主張する。彼女が伯父とされる男性を銀行に連れて来た時、男性は生きており、死んだのは行員とのやり取りの最中だったと言っている。(了)
出典元:Odditycentral: Woman Allegedly Brings Dead Man to Bank to Take Out a Loan(4/17)
出典元:CNN:Brazilian police detain woman suspected of taking a dead man to withdraw bank loan(4/17)