イスラエル軍によって殺害されたパレスチナ人、280人以上の遺体を発見
ガザ地区南部にある病院の敷地内で、これまでにイスラエル軍によって殺されたパレスチナ人、280人以上の遺体が発見された。
遺体の一部は手足を縛られた状態
その遺体が見つかったのは、ガザ地区南部のハンユニスにある「ナセル医療複合施設」だ。
ここでは以前、イスラエル軍による激しい攻撃が行われ、昨日も数多くのパレスチナ人の遺体が発見されていた。
そしてガザ地区民間防衛隊は22日、73人のパレスチナ人の遺体が発見され、これまでに283人の遺体を回収したと明らかにした。
これらの遺体は、イスラエル軍によって殺され、ブルドーザーなどでそのまま埋められたものと考えられている。
ハンユニスの民間防衛局長であるYamen Abu Suleiman氏によれば、遺体の一部は手足を縛られた状態で発見され、野外処刑の痕跡があったという。
また彼らが生き埋めにされたのか、処刑されたのかは分かっておらず、遺体のほとんどは腐乱していたそうだ。
Workers have retrieved over a hundred bodies from a mass grave discovered after Israeli forces withdrew from Gaza’s Nasser Hospital in Khan Younis.
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— Al Jazeera English (@AJEnglish) April 22, 2024
再びコロンビア大学で学生を逮捕
一方、アメリカのニューヨーク市にあるコロンビア大学では、再び反イスラエルの抗議活動が行われ。参加していた学生らが逮捕された。
コロンビア大学の敷地内では、ガザ侵攻に伴い、イスラエルとの経済的関係を断ち切るよう大学側に求める学生の抗議活動が行われ、先週も警察が介入し、約100人の学生が逮捕された。
しかし反ユダヤ的な風潮の高まりにより、学校側は緊張を緩和させるために対面授業を中止。その数時間後に、再び抗議デモが起き、十数人の学生が逮捕されたという。
現在、ガザ侵攻を続けるイスラエルに抗議するため、イェール大学やコロンビア大学など、全米の大学で抗議デモが行われている。
「PENアメリカ」が授賞式を中止
一方、国際ペンクラブのアメリカ支部である「PENアメリカ」は、ガザ侵攻を行うイスラエルへの対応を巡って批判を浴び、毎年行われる授賞式を中止した。
「PENアメリカ」は毎年、最優秀書籍を選び、作家に多額の賞金を授与していたが、来週ニューヨークで行われる予定だった授賞式への出席を、多くの作家が辞退したという。
「PEN」に所属する作家たちは以前から、同団体がイスラエルを優遇し、パレスチナ人の作家やジャーナリストに対する残虐行為を軽視していると繰り返し非難してきたそうだ。(了)
出典元:Al Jazeera:Israel’s war on Gaza live: Israel yet to back up UNRWA claims, report finds(4/22)