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米の小学校教師が授業で、模擬奴隷オークションを行う

米の小学校教師が授業で、模擬奴隷オークションを行う
Margaret A. Neary School

アメリカの学校で、教師が模擬奴隷オークションを行ったことが明らかになり、休職させられた。

 

小学校5年生の授業で実施

 

その学校とはマサチューセッツ州の町、サウスボロにある「マーガレット・ニアリ・スクール」とされている。

 

今年の1月、小学校5年生を受け持つ教師は、奴隷制度と南部植民地の経済についての授業を行っていたという。

 

そして三角貿易と黒人の奴隷オークションについて生徒に教えている時、2人の有色人種の生徒を使い、模擬奴隷オークションを開催したそうだ。

 

また同じ教師は、今年の4月にも英語の授業で、カリキュラムに含まれていない本を朗読し、その際、本に書かれていない人種差別的な言葉を使ったという。

 

教師と校長も休職処分

 

この地区の公立学校の教育長であるグレゴリー・マーティノー氏によれば、この2つの件については4月24日に保護者から知らされたという。

 

その後、保護者と教師、キャサリン・ヴァレンティ校長との間で話し合いが行われ、問題の教師とヴァレンティ校長が休職になったそうだ。

 

ヴァレンティ校長は10日間の休職処分になったが、問題の教師は現在も、休職となったままとされている。その教師の名前は、明らかにされていない。

 

5月29日、教育長のマーティノー氏は保護者らに手紙を書き、「模擬奴隷オークションの開催は容認できず、学区の基本理念に反します。歴史的な残虐行為やトラウマについて教える際にシミュレーションやロールプレイを行うのは適切ではなく、このような指導は行うべきではありません」と述べた。

 

ある匿名の保護者は「同じ教師が2度も同じことをしたのに、校長が傍観し、何の措置も取らなかったのはひどいことです」と非難している。(了)

 

出典元:CBS:Massachusetts teacher on leave after holding mock slave auction, superintendent says(5/31)

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