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ガザ地区に住む若い男性、栄養失調による悲惨な動画がネットに浮上

ガザ地区に住む若い男性、栄養失調による悲惨な動画がネットに浮上
X_Ellen Jean Abare

ガザ地区で暮らす若い男性の、驚くほど痩せた衝撃的な写真や動画などが、ネットに浮上している。

 

骨と皮だけの状態

 

その男性の名前は、アハメド・アル・ナジャールさん(21)。彼はガザ地区中部のAl-Zawaida地区にある避難先のテントで暮らしており、すでに栄養失調に陥り、骨と皮だけの状態になっているという。

 

アハメドさんは脳が委縮する病気も患っており、体重はわずか11㎏しかない。またつま先は変形しているように見え、前方に丸まり、さまざまな方向に曲がっている。

 

彼は現在、家族と共に暮らしているが、動画において彼らは生活必需品が不足していると訴えている。

 

しかしイスラエル軍は国境の検問所を封鎖し、ガザ地区内への支援物資の搬入を制限しているため、多くのパレスチナ人が満足に食料を得られていない。

 

5万人以上の子供たちが急性栄養失調

 

これまでもガザ地区では、生まれたての赤ん坊も含め、数多くの子供たちや若い人々が栄養失調で亡くなっている。

 

国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)によれば、ガザ地区では5万人以上の子供たちが急性栄養失調のため、緊急の治療を必要としているという。

 

UNRWAは先月、声明で「人道支援へのアクセスが引き続き制限されているため、ガザの人々は依然として深刻なレベルの飢餓に直面している」と指摘した。

 

国連世界食糧計画(WFP)のカール・スカウ副事務局長も、「ガザ南部の状況は急速に悪化している。ガザ南部の100万人は、夏の灼熱の中、ビーチ沿いの非常に混雑した地域で、清潔な水も衛生設備もないまま閉じ込められている」と述べている。(了)

 

出典元:MailOnline:How is he still alive? Tragic images of Palestinian, 21, reduced to mere skin and bone as he suffers severe malnutrition in Gaza(7/5)

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