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イスラエル軍がガザ地区南部を空爆、女児を含む15人のパレスチナ人が死亡

イスラエル軍がガザ地区南部を空爆、女児を含む15人のパレスチナ人が死亡
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イスラエル軍は7月28日、ガザ地区南部のハンユニスを2度空爆し、多くの犠牲者が出ている。

 

南部の複数個所で15人が死亡

 

イスラエル軍はハンユニス中心部にある住宅を空爆し、少なくとも4人の子供を含む、10人のパレスチナ人が殺害された。

 

またイスラエル軍は、南部のアル・マワシ地区へも空爆。避難民が住むテントが狙われ、生後4カ月の女児を含む5人が殺害されたという。

 

アル・マワシ地区は、イスラエル側が安全地帯に指定していた場所であり、他の地域から多くのパレスチナ人が避難していた。

 

そしてSNSには、頭のない子供の遺体を病院へ運ぼうとする、パレスチナ人の父親の姿も投稿されている。

 

 

ガザ地区の保健当局の発表によれば、昨年10月以来、3万9324人が死亡、9万830人が負傷し、犠牲者のほとんどは女性、子供、高齢者だという。

 

イスラエル軍は7月27日にも、ガザ地区中部の学校を攻撃し、これにより野外病院が被害を受け、少なくとも30人のパレスチナ人が死亡、100人以上が負傷した。

 

再びガザ地区中部に避難命令

 

一方、イスラエル軍はガザ地区中部のヌセイラトと、ブレイジ難民キャンプで暮らすパレスチナ人に対し、再び退避命令を出した。

 

これまで避難命令はビラで行われたが、今回は住民の携帯電話に直接、避難通知が届けられたという。

 

まだイスラエル軍の攻撃は行われていない模様だが、高齢者や脆弱な人々も避難をよぎなくされ、中には避難命令には従わず、その場に留まると決めた人もいるそうだ。

 

患者に対して事実上の死刑宣告

 

パレスチナ人権センター(PCHR)は、イスラエル側が国境検問所を閉鎖し、ガザ地区の患者が海外で治療を受けることを禁じており、事実上死刑宣告を下していると非難した。

 

同センターによれば、イスラエル軍はガザ地区にある全ての検問所を閉鎖し続けており、患者や負傷者がガザ地区を出て、海外で治療を受けられない状態に陥り、「壊滅的な影響」が出ていると警告した。

 

その上でパレスチナ人権センター(PCHR)は、次のように非難した。

 

「これはガザ地区の住民に対して行われている、大量虐殺を裏付ける重大な違反行為だ。(略)イスラエルがガザ地区の医療システムを破壊したため、何千人もの負傷者や病人が確実に死に至る運命にある」(了)

 

出典元:Al Jazeera:Israel’s war on Gaza live: Israel-Hezbollah tensions may derail ceasefire(7/28)

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