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ウクライナ軍はロシア西部のクルスク州への進撃を続けているが、そんな中、捕虜となったチェチェン軍の兵士の動画が公開されている。

チェチェンの特殊部隊「Akhmat」

その動画を公開したのは、ロシア兵に降伏を促す活動をしている団体「I Want to Liv」だ。

彼らは8月12日、クルスク州でウクライナ軍の捕虜になった兵士らの動画を公開。その中の4人は、チェチェン共和国のラムザン・カディロフ首長が率いる部隊に所属していると考えられている。

4人のうち3人はチェチェン共和国の首都、グロズヌイの出身と語っており、1人はカディロフ首長が率いる「Akhmat特殊部隊」に所属していると答えたそうだ。

この動画はもともとテレグラムに投稿されたもので、その説明には「クルスク州では状況がダイナミックに展開しており、これらのAkhmat特殊部隊の戦闘員は抵抗しようとさえしなかった」と述べられている

The denial followed a video being shared on Sunday that appeared to show three blindfolded members of the Chechen Akhmat special forces battalion after their capture by the AFU.

Video: I Want to Live project pic.twitter.com/Xt7RTwhkBO

— Novaya Gazeta Europe (@novayagazeta_en) August 14, 2024

特殊部隊の戦闘員が阻止できず？

そもそも「Akhmat特殊部隊」のApti Alaudinov司令官も以前、自分たちの部隊がウクライナと国境を接するロシアのクルスク地域にある陣地に駐留していると主張していたという。

ただし8月6日にウクライナ軍がクルスク州に進軍を開始してから、Alaudinov司令官はウクライナ軍が自分たちの陣地を迂回し、「Akhmat特殊部隊」との直接交戦を避けたと主張したそうだ。

しかしロシアのテレグラムチャンネル「Cheka-OGPU（VChK-OGPUのことか?）」は8月6日、クルスク州のコレネフスキー地区に駐留していた「Akhmat特殊部隊」の戦闘員が、最初のウクライナ軍の攻撃で散り散りになり、ウクライナ軍がさらに深く進軍することができたと報じていた。

またウクライナ軍が国境を突破したため、少なくとも15人の「Akhmat特殊部隊」の戦闘員が負傷したという。

ロシアの軍事ブロガーであるYuriy Kotenok氏も、クルスク地域でのウクライナ軍の攻勢はロシアの国境警備隊と国防省（の部隊）によって阻止されたが、戦闘地域にいた「Akhmat特殊部隊」の戦闘員は、阻止できなかったと伝えている。（了）

出典元：Kyiv Post：Ukrainian Project Releases Video of Captured Kadyrovites(8/12)