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イスラエル軍がガザ北部での攻撃を強化、ヨルダン川西岸でも少年と少女を殺害

イスラエル軍がガザ北部での攻撃を強化、ヨルダン川西岸でも少年と少女を殺害
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イスラエル軍は9月3日、ガザ地区北部への攻撃を強化し、多くのパレスチナ人の犠牲者が出ている。

 

ワクチン接種の休戦終了直後に攻撃

 

ガザ地区の民間防衛隊の報道官によれば、イスラエル軍は9月3日の朝から、北部のガザ市にある住宅や避難所への攻撃を強化しているという。

 

これらの攻撃の標的には、Al-Nama大学や民間人の住宅も含まれており、市立公園近くの住宅もイスラエル軍に空爆され、9人のパレスチナ人が死亡したそうだ。

 

死亡したパレスチナ人の中には、子供2人と女性1人が含まれていたという。

 

またガザ地区中部のDeir el-Balahにあるアル・アクサ殉教者病院付近でも、ポリオワクチン接種のための休戦が終わった直後、イスラエル軍が民間人の住宅を攻撃。これにより子供5人負傷した。

 

さらにガザ地区南部でも、イスラエル軍は無人機による攻撃や砲撃を加え、多くのパレスチナ人が助けを求めているそうだ。

 

14歳の少年と16歳の少女を殺害

 

ヨルダン川西岸地区でも、イスラエル軍は大規模な襲撃を行っており、3日にはトゥルカレムをドローンで攻撃。その後、町への襲撃を行ったという。

 

またイスラエル軍はジェニンでも攻撃を加えており、パレスチナ人の14歳の少年と16歳の少女を殺害した。

 

先週の水曜日から始まったヨルダン川西岸地区への大規模な襲撃により、これまでに33人のパレスチナ人が殺害され、130人が負傷したそうだ。

 

また昨年10月以来、ヨルダン川西岸地区でイスラエル軍により殺害されたパレスチナ人は685人、負傷者の数は5700人となっている。

 

テルアビブで大規模なデモ

 

ガザ地区で6人の人質の死亡が確認された後、イスラエル国内では、8月31日以来、4日連続で大規模なデモが起きており、3日にもテルアビブでは、数千人が抗議デモに参加したという。

 

彼らはイスラエル政府に対し、人質解放に向けて「ハマス」との交渉につくよう求めているが、ネタニヤフ首相はガザ地区とエジプトとの境界「フィラデルフィ回廊」からの撤退を伴う場合、停戦協議に合意できないと主張し、あくまでも「ハマス」の壊滅を目指す姿勢をとっている。

 

一方、アメリカのニューヨーク市にあるコロンビア大学の前でも、新学期の初日に、親パレスチナの学生や活動家らが集まり、抗議デモを行った。

 

 

今年の春にもアメリカやヨーロッパの多くの大学で、ガザ侵攻に対する抗議活動が繰り広げられたが、学生らは警察による厳しい暴力的な弾圧を受けた。(了)

 

出典元:Al Jazeera:Israel’s war on Gaza live: Children wounded in Israeli attack near hospital(9/3)

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