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旅客機のパイロットがフロントガラスを自分で拭く、珍しい場面が撮影される

旅客機のパイロットがフロントガラスを自分で拭く、珍しい場面が撮影される
X/Ghar Ke Kalesh@gharkekalesh

パキスタンの航空会社「セリーヌ·エア(Serene Air)」のパイロットが、コクピットの横の窓から身を乗り出し、フロントガラスをせっせと拭いている場面が撮影され、話題になっている。

 

本来なら地上スタッフの仕事だが

 

ソーシャルメディアで拡散されているその動画、海外メディアによれば、映っている機体はセリーヌ·エアのエアバスA330-200。パキスタンとサウジアラビアのジッダ(Jiddah)市を結ぶ国際線で就航しているものだそう。

 

映っているのは、離陸間際に手早く窓拭きをするパイロットの姿。おそらく、操縦席に座ってみてガラスの汚れが気になったのだろう。通常、コクピットのガラスの外側を拭くのは地上スタッフの仕事。それをパイロットが行なうのは、めったに見ない光景だ。

 

まるでバス運転手

 

SNSには「彼はパイロットか? それともバスドライバーか?」というからかいのコメントが上がっている。

 

確かに旅客機のパイロットは自分で窓拭きをするようなイメージではない。だが、「パイロットはいつも拭いている」「パイロット全員ではないが、地上スタッフの仕事に満足できないパイロットは時々拭いている」という声もある。

 

パキスタンは2022年の自然災害や今も続く政治的混乱によって、経済的苦境に陥っている。その影響を受けた航空会社も財務状況が悪化し、パイロットに窓拭きをやらせているのではないか、という意見もある。

 

海外メディアによれば、パイロットの窓拭きが撮影されたのはこれが初めてではないとのこと。2013年には、エア・チャイナ機の機長が、乗客の搭乗中に、同じように操縦席の横の窓から身を乗り出してガラスを拭く様子が撮影されているそうだ。

 

2016年にも、エア·カナダ·スターアライアンスのパイロットが窓拭きをし、その動画がYouTubeにアップされている。(了)

 

出典元:Free Press Journal:Viral Video Of Pakistani Airline Pilot Cleaning Windscreen Leaves Netizens In Splits(9/2)
出典元:NDTV:“Pakistan Being Pakistan”: Viral Video Shows Pilot Cleaning The Windscreen(9/2)
出典元:asianet news able:‘Pakistan being Pakistan’: Viral video shows pilot cleaning plane’s windscreen, sets Internet abuzz(9/2)

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