ニュージーランド海軍の艦船が、サモア沖で座礁して沈没
先日、ニュージーランド海軍の艦船が、南太平洋の沖合で座礁し、沈没した。
サンゴ礁の調査で座礁
沈没したのは、ニュージーランド海軍の潜水・調査船「Manawanui」だ。
この船は10月5日の夜、南太平洋のサモアの沖合で、サンゴ礁の調査を行っていたという。
しかしその際、ウポル島南岸付近で座礁。その後、船体が転覆し、沈没してしまったそうだ。
Agree. Bloody sad watching villagers who came out of Church to watch… visibly distressed.
Word here in Samoa is the ship lost power. Let’s leave Captain and crew alone. Some of the comments on here are gutless and disgusting. Here’s our video of the end of HMNZS Manawanui https://t.co/I5A8KOV7nJ pic.twitter.com/uscYuCuYno— Dave Poole (@pooliecoast) October 6, 2024
75人全員が無事
座礁後、付近にいた数隻の船舶が反応し、救命ボートで乗組員と乗客の救出を支援したという。
またニュージーランド空軍の「P-8Aポセイドン」も、救出を支援するために配備されたそうだ。
これにより幸いなことに、乗員乗客75人は全員無事だったという。
ニュージーランド国防軍は、現時点で座礁の原因は不明であり、さらなる調査が必要だと述べている。
またサモア側は、船が沈没した地域の環境影響評価を実施しており、今後燃料の流出が起きる可能性が高いと見ている。
「Manawanui」は、ニュージーランド周辺および南西太平洋全域で、さまざまな専門家によるダイビングやサルベージ、測量作業を実施してきたという。
そしてニュージーランドの海軍が艦艇を失うのは、第二次世界大戦後初めてのこととされている。(了)
出典元:The Guardian:New Zealand navy ship Manawanui sinks off Samoa(10/7)