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イタリアの市役所前広場に立った、巨大男性器のモニュメントが物議に

イタリアの市役所前広場に立った、巨大男性器のモニュメントが物議に
X/Trash Italiano@trash_italiano

イタリア·ナポリ市の市役所前広場(ムニチーピオ広場)に、静脈の浮いた巨大な男性器のモニュメントが登場した。しかし評判は今ひとつ、ネットでは「胸糞が悪くなる」「くだらないゴミくずだ」と酷評されている。海外メディアが報じた。

 

「君は大物」

 

10月10日に行われた除幕式には、Gaetano Manfredi市長も参列した。カラフルな高さ10mのモニュメントには「Tu si’ ‘na cosa grande」(イタリア南部の方言で「君は大物」の意)という名が付いている。

 

発案·デザインは、今年4月に亡くなったイタリアの建築家/工業デザイナーのGaetano Pesce氏。イタリアの伝統的な風刺劇である「コメディア·デラルテ」に登場する、プルチネッラという道化師をイメージしたものだそう。

 

観光客たちはその形の露骨さに驚き、一斉に写真を撮りに集まったと報じられている。

 

 

以前この場所には別のモダンアート作品が展示されていたが、火事で消失した。

 

 

ネットの拒否反応

 

SNSには、この巨大男性器を酷評するコメントが溢れている。下にあるのは海外メディアが引用している例。

 

ナポリ市民がこんなくだらないゴミくずに我慢していることは、大いなる謎だ。

巨大なディルドにしか見えないこれを芸術作品と呼ぶのは、まことに都合がいいことだ。

 

胸糞悪くなる。個人的意見だが、これは芸術とは何の関係もないものだ。

 

 

だが Manfredi市長はモニュメントを擁護し、「この作品の意図は、ナポリ市民の心と(道化師)プルチネッラとの関係を様式化して提示することです」と強調する。

 

湧き上がっている批判についてはこう話す。

 

「現代芸術とは議論を呼び起こすものだと思います。その意味で、この作品は十分に議論を生んでいる。つまり芸術作品としての意義があったと言えます」(了)

 

出典元:Wanted in Rome:Gaetano Pesce artwork sparks controversy in Naples(10/10)
出典元:New York Post:Giant penis sculpture erected in city square sparks outrage: ‘Disgusting’(10/10)
出典元:Wikipedia/プルチネッラ

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