ロシア軍の秘密兵器か?ウクライナで謎のステルス無人戦闘機が墜落
先日、ウクライナ上空で、これまで見たこともない兵器が墜落し、ロシア軍の秘密兵器である可能性が示された。
一度もウクライナで使われていない兵器
ウクライナ東部。ドネツク州の町、Kostyantynivka市上空で先日、2つの航跡が確認されたという。
その後、前線から20km離れた場所で、1つの飛翔体が爆発し、地上に落下したそうだ。
Crazy video of a Russian Su-57 taking down own S-70 which reportedly went out of control! You can see the chase, firing an AAM, projectile going on its way even after the hit, and the S-70 going into flames. pic.twitter.com/tTJaqTvau7
— Sankalan Chattopadhyay (@VinodDX9) October 5, 2024
ウクライナの人々は、墜落したものを調べたが、その結果これまで一度も使われていなかった、ロシア軍の最新兵器である可能性が出てきた。
⚡️Footage of the wreckage of the heavy 🇷🇺S-70 Okhotnik UAV shot down by a Russian Aerospace Forces fighter over Konstantinovka, pic.twitter.com/o6CgOCqP4i
— 🪖MilitaryNewsUA🇺🇦 (@front_ukrainian) October 5, 2024
大きさは通常の戦闘機と同じ
これはS-70ステルス無人戦闘機とみられ、「Okhotnik(ハンター)」と名付けられているという。
「Okhotnik」は普通の無人機ではなく、大きさは通常の戦闘機と同じくらいで、コックピットがない。
重量は20トンを超え、航続距離は6000km。10年前にアメリカで開発されたステルス無人戦闘機「X-47B」に、非常によく似ているそうだ。
しかしウクライナでの戦争では多くの無人機が投入されているが、「Okhotnik」のような無人戦闘機が使用されるのは初めてだという。
ロシアの戦闘機と連携
「Okhotnik」は爆弾やロケット弾を搭載し、地上目標と空中目標の両方を攻撃したり、偵察を行ったりできると考えられている。
またこの無人戦闘機は2012年から開発が進められ、2019年に初飛行を実施。ロシアの第5世代の「Su-57」戦闘機と、連携して動作するように設計されているという。
そして今回、2つの航跡が目撃されたが、その1つは「Su-57」戦闘機と考えられ、おそらくウクライナの電子戦システムによる妨害が原因で、この無人機の制御が失われたため、破壊する決定が下されたと推測されている。(了)
出典元:BBC:Mystery of Russia’s secret weapon downed in Ukraine(10/11)