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ガザ地区で6人目の乳児が凍死、暖房や毛布もない状態で暮らす

ガザ地区で6人目の乳児が凍死、暖房や毛布もない状態で暮らす
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ガザ地区では子供たちが相次いで凍死しており、12月30日にも新たな乳児が死亡した。

 

支援物資の不足が原因

 

ガザ地区の通信社「Wafa」によれば30日、ガザ中部にあるDeir el-Balahのテント内で、生後1カ月のアリ・アル・バトラン君が、寒さのために亡くなったという。

 

バトラン君は、同地域にあるアル・アクサ殉教者病院に搬送され、低体温症で死亡したことが確認されたそうだ。

 

バトラン君は、12月29日に亡くなったジュマー・アル・バトラン君の、双子の兄弟だとされており、ガザ地区で凍死をする乳児は6人目となる。

 

Deir el-Balahの海岸沿いに住む人々は、支援物資が不足しているため、暖房もなく、毛布やマットレスもなく、子供たちはいまだに夏服を着て過ごしているという。

 

過去24時間で27人が死亡

 

イスラエル軍は12月30日も、ガザ地区全域で攻撃を続けており、ガザ市北部のジャバリアでは、戦闘機が激しい空爆を行い、民間人4人が死亡、多数が負傷した。

 

ガザ市南部にあるヨルダン病院付近の住宅も、イスラエル軍の戦闘機により空爆を受け、犠牲者が出ている。

 

同じくガザ市にあるスタジアム付近の住宅も爆撃を受け、1人のパレスチナ人が殺害され、数人が負傷したそうだ。

 

ガザ地区の保健当局の発表によれば、12月30日には過去24時間で、27人のパレスチナ人が殺害され、149人が負傷したという。

 

また昨年10月以来、イスラエル軍の攻撃により、少なくとも4万5541人が死亡、10万8338人が負傷したそうだ。

 

12月29日には、スウェーデンやイギリス、韓国、カナダなど世界各国で、イスラエルに対する抗議デモが行われており、ガザ地区での停戦や、イスラエル製品のボイコットも呼びかけられた。(了)

 

出典元:Aljazeera:LIVE: Israel intensifies attacks in North Gaza, kills 27 across Strip(12/30)

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