ウクライナ軍、クルスク州で北朝鮮の兵士2人を捕らえる
ウクライナ軍が、ロシア西部のクルスク州で、北朝鮮の兵士2人を捕虜にしたという。
ウクライナの首都へ移送
ウクライナのゼレンスキー大統領は1月11日、クルスク州でロシア軍と共に戦っていた北朝鮮兵士2人を捕らえたと発表した。
ゼレンスキー大統領は、「我々の兵士が、クルスク州で北朝鮮兵士を捕らえた。負傷したものの、生き延びた2人の兵士はキーウに移送された」とテレグラムで明らかにしたという。
SNSにも、窓に鉄格子のある部屋において、簡易ベッドで休んでいる2人の北朝鮮兵の写真がシェアされており、それぞれ顎や両手、手首に包帯を巻いている姿が映っていた。
Our soldiers have captured North Korean military personnel in the Kursk region. Two soldiers, though wounded, survived and were transported to Kyiv, where they are now communicating with the Security Service of Ukraine.
This was not an easy task: Russian forces and other North… pic.twitter.com/5J0hqbarP6
— Volodymyr Zelenskyy / Володимир Зеленський (@ZelenskyyUa) January 11, 2025
Наші воїни взяли в полон на Курщині військових з Північної Кореї. Це двоє солдатів, які хоч і були поранені, але вижили, були доставлені в Київ, спілкуються зі слідчими СБУ.
Це завдання було непросте: зазвичай росіяни й інші військові з Північної Кореї добивають своїх поранених… pic.twitter.com/mo7Gr1z85o
— Volodymyr Zelenskyy / Володимир Зеленський (@ZelenskyyUa) January 11, 2025
北朝鮮兵士の存在を隠そうとしている
ゼレンスキー大統領は、兵士を生け捕りにするのは「容易ではない」と主張。またロシアと北朝鮮の軍は、捕虜となり、ウクライナ軍に尋問されるのを避けるために、負傷した戦友を殺すなどして、北朝鮮兵士の存在を隠そうとしている、と述べている。
ウクライナ保安庁(SBU)によれば、捕虜になった1人の北朝鮮兵は書類を一切所持しておらず、もう1人はロシアのトゥヴァ共和国出身の男性の名前が書かれた身分証明書を所持していたという。
また捕虜は、ウクライナ語や英語、ロシア語を話せないため、韓国の情報機関の協力を得て、韓国人の通訳を介して話を聞いているそうだ。
北朝鮮兵の1人は、ウクライナと戦うためではなく、訓練のためにロシアに行くと言われたと主張しているとか。
ウクライナ保安庁によれば、2人の北朝鮮兵はジュネーブ条約に従って医療処置を受けており、韓国の情報機関と協力して尋問を続けているという。(了)
出典元:ABC News:Ukraine says it captured 2 North Korean soldiers fighting for Russia(1/11)