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「ハマス」が人質3人を解放、イスラエルも183人のパレスチナ人を釈放

「ハマス」が人質3人を解放、イスラエルも183人のパレスチナ人を釈放
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ガザ地区では2月7日、「ハマス」により人質にされた3人のイスラエル人が解放され、同時にイスラエルの刑務所に収監されていたパレスチナ人らも釈放された。

 

3人のイスラエル人を解放

 

「ハマス」によって解放されたのは、イスラエル人のEli Sharabiさん(52)、Or Levyさん(34)、Ohad Ben Amiさん(56)だ。

 

彼らはガザ地区中部のDeir-el Balahにおいて解放され、国際赤十字委員会のメンバーに引き渡されたという。

 

その後、3人はイスラエル国内に戻り、家族と再会を果たしたそうだ。ただOhad Ben Amiさんは、体重も激減し、栄養状態が深刻なため、病院で治療を受けている。

 

 

2023年10月7日の「ハマス」によるイスラエル南部への越境攻撃で、人質にされた人の合計は251人。これまで解放された人質は130人となる。

 

またイスラエル軍が回収した人質の遺体は40人で、奪還して生還したイスラエル人は8人。まだ捕らえられている人質は73人と言われている。しかしイスラエル側は、このうち34人がすでに死亡したと発表しているという。

 

まだ人質にされている人の中には、女性と幼い息子2人や、イスラエル兵13人(このうち6人が生存)、タイ人3人、ネパール人1人、タンザニア人1人(このうちタイ人1人、ネパール人1人がまだ生存)がいるとみられている。

 

183人のパレスチナ人も釈放

 

3人の人質の解放後、ヨルダン川西岸地区にあるイスラエルの刑務所からも、183人のパレスチナ人が釈放された。

 

彼らを乗せたバスが、ヨルダン川西岸地区のラマラに到着すると、多くのパレスチナ人が歓喜の声を上げ、友人や親族と抱き合う光景が見られたという。

 

また釈放されたパレスチナ人の一部は、ガザ地区南部のハンユニスに運ばれ、家族と再会を果たしたそうだ。

 

 

ただ人権団体「パレスチナ囚人協会」によれば、刑務所から釈放されたパレスチナ人の大半が健康問題を抱えており、その一部は病院へ移送されたという。

 

「パレスチナ囚人協会」は「(この事実は)刑務所で囚人が過去にさらされた残虐行為のレベルを反映している」と非難している。

 

イスラエルの刑務所にはまだ1万人以上のパレスチナ人が拘束されており、そこにはガザ地区で拘留された人々は含まれていない。(了)

 

出典元:Aljazeera:LIVE: Israel releases 183 Palestinians after 3 captives freed in Gaza(2/7)

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