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「ハマス」が3人の人質を解放、イスラエルも369人のパレスチナ人を釈放

「ハマス」が3人の人質を解放、イスラエルも369人のパレスチナ人を釈放
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パレスチナ武装組織「ハマス」は2月15日、3人のイスラエル人の人質を解放した。

 

人質の引き渡しはスムーズに進む

 

「ハマス」は15日、ガザ地区南部のハンユニスで、アメリカ系イスラエル人のサグイ・デケル・チェン氏、アルゼンチン系イスラエル人のイアイル・ホーン氏、ロシア系イスラエル人のサーシャ・トルファノフ氏の3人の人質を解放した。

 

2023年10月7日に「ハマス」により連れ去られた彼らは、その後赤十字の職員に引き渡され、イスラエル国内に移送されたという。

 

この日の人質の引き渡しはスムーズに進み、解放された3人も健康そうに見えたそうだ。

 

一方、イスラエル側も、刑務所から369人のパレスチナ人を釈放。このうち333人は、ガザ地区でイスラエル軍により拘束されたと言われている。

 

333人はバスでガザ地区南部のハンユニスへ移送され、24人のパレスチナ人はエジプトを経由して強制送還された。また10人がヨルダン川西岸の主要都市、パレスチナ自治政府の行政中心地であるラマラに到着し、そこには彼らを歓迎する群衆が集まっていたという。

 

 

ダビデの星が描かれたシャツを着せる

 

ただイスラエル側は、釈放されたパレスチナ人に対し、ダビデの星が描かれたシャツを着せており、そこには「我々は忘れず、許さない」とアラビア語で書かれていた。

 

 

またパレスチナ赤新月社によると、釈放された4人のパレスチナ人は重篤な状態とされ、現在、ヨルダン川西岸地区のラマラにある病院に入院しているという。

 

さらに釈放されたパレスチナ人の多くが、イスラエルの刑務所で栄養失調に陥り、また身体的な虐待を受けたと報告している。

 

イスラエル軍は停戦中にも関わらず、ガザ地区で瓦礫を撤去しようとしていたブルドーザーを攻撃。ドローンがブルドーザーに当たり、2人のパレスチナ人が負傷した。

 

またイギリスのロンドンでは、ガザ地区からパレスチナ人を強制的に移住させようとするトランプ大統領の案に反対し、デモが行われ、数多くの人々が参加したという。(了)

 

 

出典元:The Guardian:Three Israelis and 369 Palestinians released after week of ceasefire tensions(2/15)

出典元:Aljazeera:LIVE: Israel frees Palestinian prisoners after 3 captives released in Gaza(2/15)

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