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カナダ、米関税の対抗策はPornHub停止?

カナダ、米関税の対抗策はPornHub停止?
waferboard/Flickrのクリエイティブコモンズ

4月2日から始まると見込まれている、アメリカとカナダの相互関税。カナダがアメリカの一部製品に対して不当に高い税金をかけているとして、トランプ政権が、カナダからの輸入品に25%の新たな関税を課すと発表したことから始まった措置だが、このまま相互関税が始まれば、多くの人の生活に影響が出ると考えられている。

 

カナダが報復措置としてPornHub禁止に?

 

カナダの報復措置として、「PornHub(ポルノハブ)のアメリカでの使用禁止」が挙がっているという。PornHubは名前の通り、多くのポルノ作品が集まっている動画共有サイトだ。PornHubはモントリオールに拠点を構えるカナダ企業。毎月数百万人のアメリカ人が利用しているという。

 

「もしカナダがアメリカでPornHubを禁止できれば、カナダは貿易戦争に勝つことになります。それで終わりです。もう貿易戦争はない」としている。

 

もちろんコメディアンのジョーク

 

実はこの案は、カナダの政治家のものではなく、コメディアンのマシュー・プジツキー氏によるジョークだ。

 

 

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このジョークでは、アメリカへの報復措置としてTim Hortons(カナダ発祥のファーストフード店)やLululemon(カナダ発祥のスポーツウェアブランド)をアメリカから撤退させようという話から、PornHub禁止にたどり着き、「PornHubを取り上げたら、彼らは他に何をするって言うんだ。編み物か?」と勝利宣言している。

 

これに対してコメント欄には「PornHubはカナダのものだったのか…」「これはやるしかない」と言ったカナダ側からのコメントや、「話し合おう」やトランプ大統領が頭を抱えるGIFなどアメリカ側と思われるコメントが投稿されている。

 

すでにアメリカ国内のフロリダやテキサスなどの17の州では、PornHubは閲覧できない。これらの州では成人向け動画の閲覧にIDの提示が必要という法律が成立しており、テクニカルな面で対応できないため、PornHub側から閲覧できなくしているのだ。

 

本当にカナダがPornHubをアメリカ全土で利用できなくしたら、トランプ政権の支持率は下がるかもしれない。(了)

 

参考:DailyMail「Canadians’ latest plan to hit America where it hurts… and block website that’ll leave millions unsatisfied」(3/15)

参考:NHK「トランプ氏 メキシコ カナダからの輸入品関税 4月2日まで猶予」(3/7)

アイキャッチ画像:waferboard/Flickrのクリエイティブコモンズ

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