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ガザ地区でイスラエル軍の攻撃により、65人のパレスチナ人が死亡

ガザ地区でイスラエル軍の攻撃により、65人のパレスチナ人が死亡
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イスラエル軍は3月24日、ガザ地区全域で攻撃を強め、数多くのパレスチナ人が殺された。

 

ガザ地区中部・北部で激しい空爆

 

ガザ地区中部にあるヌセイラト難民キャンプでは、学校にある避難民用のテントがイスラエル軍の空爆を受け、子供1人を含むパレスチナ人3人が死亡した。

 

また犠牲者を受け入れたアル・アウダ病院によると、この空爆で18人が負傷したという。

 

ガザ地区北部、ガザ市東のトゥファ地区でも、学校付近で砲撃があり、数人が負傷。ガザ市のシュジャヤ地区では、イスラエルの空爆により住宅が被災し、パレスチナ人4人が死亡した。

 

ガザ市北部のベイト・ラヒヤでは、「アルジャジーラ」のジャーナリスト、ホサム・シャバト氏の乗った車が空爆され、死亡したそうだ。

 

ガザ地区南部でも犠牲者

 

ガザ地区南部、ハンユニスでも24日、メディア「パレスチナ・トゥデイ」の記者、モハマド・マンスール氏が空爆で死亡。彼は、自宅で妻と子供と一緒にいるところを狙われたという。

 

ハンユニスの東にあるマエン地区への攻撃でも、子供1人が死亡、数人が負傷したそうだ。

 

イスラエル軍は3月23日、ガザ地区南部のラファにあるタル・アス・スルタン地区を包囲。住民らに避難を命じ、西部の海岸沿いにあるアル・マワシ地区へ歩いて行くように指示した。

 

しかしタル・アス・スルタン地区の難民キャンプには、まだ数千人のパレスチナ人が閉じ込められ、イスラエル軍はアル・マワシ地区へも進撃し、避難している人々に対して発砲を繰り返しているという。

 

 

またラファでは、3月23日に救助活動に出た民間防衛隊の職員6人が行方不明となっており、赤十字国際委員会の事務所も爆発物による被害を受けたそうだ。しかしこの爆発で、職員は負傷していない。

 

ガザ地区の保健当局によれば、3月24日には過去24時間で65人のパレスチナ人が殺害されたという。

 

またイスラエルが3月18日に停戦を一方的に破棄し、攻撃を再開して以来、少なくとも730人のパレスチナ人が死亡、1367人が負傷したそうだ

 

さらに2023年10月以来のガザ侵攻で、少なくとも5万21人のパレスチナ人が死亡、11万3274人が負傷したことが確認されている。

 

『ノー・アザー・ランド』の共同監督が襲撃される

 

一方、ヨルダン川西岸地区では、先日アカデミー賞を受賞した映画『ノー・アザー・ランド』の共同監督が襲われた。

 

共同監督の1人、Yuval Abrahamさんは「X」において、次のように投稿した。

 

「入植者の一団が、私たちの映画『ノー・アザー・ランド』の共同監督、ハムダン・バラルをリンチしました。バラルは殴打され、頭と腹部に傷を負い、出血していました。イスラエルの兵士らが、彼が呼んだ救急車に押し入り、バラルを連行しました。それ以来、彼の行方はわかりません」

 

 

 

またイスラエルの反入植団体「ピース・ナウ・グループ」は、トランプ氏が大統領に復帰して以来、ヨルダン川西岸地区の新規入植者住宅の承認が「前例のない急増」を見せていると述べている。

 

「ピース・ナウ・グループ」によれば、2024年全体では住宅の承認がわずか9971戸にとどまっていたにも関わらず、今年の初めから、すでに1万503戸の住宅建設計画が進められ、3月26日には1344戸が承認される予定だという。(了)

 

出典元:Aljazeera:LIVE: Journalists among 65 people killed in wave of Israeli attacks on Gaza(3/24)

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