ウクライナ軍が再び越境攻撃か?クルスク州でドローン司令部を攻撃

ウクライナ軍がロシアのクルスク州へ再び越境攻撃を行い、またロシア軍の司令部も攻撃したと報じられている。
クルスク州の村を攻撃
ウクライナ参謀本部によると、部隊は5月4日、ロシアとの国境を越え、クルスク州のTyotkino村への攻撃を行い、ロシア軍のドローン司令部を攻撃したという。
またクルスク州の知事代行も、「テレグラム」への投稿で、Rylskの町にある変電所の変圧器2台が損傷したとし、爆発の破片で10代の若者2人が負傷したと明らかにした。
複数のロシア人の軍事ブロガーも、ウクライナ軍が村への越境を試みたと報じ、国境を突破する車両の画像を投稿したという。
ウクライナ軍が特殊車両で地雷原を横断
また、あるロシアの軍事ブロガーによると、ウクライナ軍は5月5日に国境を越えてミサイルを発射し、特殊車両で地雷原を横断したという。
軍事ブロガーのRVvoenkor氏は、ロイター通信に対し「敵(ウクライナ軍)は夜間にロケット弾で橋を爆破し、朝には装甲部隊による攻撃を開始した。地雷除去車両が地雷原を突破し始め、続いて装甲車両と兵士が続いた。国境では激しい戦闘が続いている」と述べている。
ロシア軍は4月26日、クルスク州にある集落を奪還し、州全体をウクライナ軍の支配から取り戻したと発表した。
一方、ウクライナ軍は5月5日、声明を発表し「クルスク作戦開始から9カ月が経過した現在も、ウクライナ国防軍はロシアのクルスク地域に軍事プレゼンスを維持している」と述べた。
またウクライナ北東部の都市、スムイ(Tyotkinoから国境を約12キロ越えた地点)では、地元当局が2つの集落の住民に、避難を呼び掛けたという。(了)
出典元:BBC:Ukraine claims strike in Russia’s Kursk amid reports of fresh incursion(5/5)