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6月の満月「ストロベリームーン」が、11日に夜空に浮かぶ

6月の満月「ストロベリームーン」が、11日に夜空に浮かぶ
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「ストロベリームーン」とも呼ばれている6月の満月が、まもなく夜空に浮かぶと言われている。

 

11日の午後4時44分に満月

 

国立天文台によれば、日本では6月11日午後4時44分に、満月を迎えるという。

 

しかも6月21日は、1年で最も夜が短い「夏至」の日になることから、6月の満月は、北半球では最も低い位置に昇るそうだ。

 

ただし気象庁は、6月8日には九州北部や四国地方が梅雨入りし、6月9日には東海や近畿、中国地方で、10日には関東甲信や北陸で「梅雨入りしたとみられる」と発表した。

 

このためこれらの地域では空が雲に覆われている可能性があるが、他の地域では観測できるかもしれない。

 

「ストロベリームーン」の名前の由来とは?

 

1930年代に満月の名称を発表し始めた年鑑『オールド・ファーマーズ・アルマナック』によると、一部のネイティブアメリカンの部族が6月の満月を「ストロベリームーン」と呼んでいたという。

 

この名前は、甘いイチゴの収穫期に因みつけられたと考えられている。

 

また『オールド・ファーマーズ・アルマナック』には、他の部族が6月の満月に「誕生月」や「産卵月」「孵化月」といった名前を付けていたことも記されており、いずれも豊穣と新しい生命というこの季節のテーマに由来しているそうだ。

 

一方、ヨーロッパなどでは蜂蜜が6月下旬の同じ時期に収穫されることが多かったため、この月の満月を「ハニームーン(honey moon)」と呼んでいたという。

 

そしてこの言葉が、「ハネムーン(honeymoon)」という、この月に伝統的に行われる結婚式と結び付けられた理由の1つかもしれない、とも言われている。

 

NASAなどは、「ハネムーン」という言葉が、新婚夫婦に結婚後1カ月間、発酵させた蜂蜜飲料の「ミード(Mead)」を贈る習慣に由来するという説も示している。

 

月が地球に最も接近する日は?

 

ちなみに2025年で地球から最も近い満月、いわゆる「スーパームーン」は11月5日になる。

 

そもそも地球の周りを公転する月の軌道は「楕円形」をしているため、地球と月との距離は一定ではない。さらに月の軌道は、太陽や地球などの重力の影響を受けて刻々と変化しているという。

 

このため地球と月との距離も変化し、満月や新月のときの距離も、毎回異なるそうだ。

 

11月5日には月が22時19分に満月となり、日付が変わって6日の午前7時27分に近地点(地球から最も近い地点)を通過。このときの地心距離(地球の中心と天体の中心との距離)は約35万7000キロメートルになるという。(了)

 

出典元:GMA:June’s full strawberry moon: When to see it and what it means for your zodiac(6/10)

出典元:国立天文台:2025年で地球にいちばん近い満月(2025年11月)

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