【イギリス】移民賛成派がデモで勝利宣言、極右の移民反対派を数で上回る

イギリスのイングランドでは7月27日にも、移民反対のデモが行われたが、移民賛成派が数で上回り、勝利を宣言した。
移民賛成派がカウンター・デモ
イングランド東部エセックスの町、Eppingにある、難民申請者が宿泊する「ベルホテル」の前には7月13日から、反移民のデモが行われ、27日にも移民反対派が集まり、デモを行ったという。
この抗議活動は、難民申請者の男性、Hadush Gerberslasie Kebatu被告が、14歳の少女にキスしようとしたとして起訴されたことをきっかけに始まったが、同被告は容疑を否認している。
移民反対派は、移民の排斥や、ホテルの閉鎖を訴えていたが、ホテルの前には同時に移民賛成派の人々も集まり、カウンター・デモを行った。
そして27日に行われたデモでは、移民賛成派の参加者の方が人数で、移民反対派を上回ったため、彼らは勝利宣言をした。
When refugees are under attack what do we do? Stand up fight back
We are marching in #Epping #StopRacism #NoRacismNoFascism #NoNazis #StopFarageRiots pic.twitter.com/TESyxhOTi6— Stand Up To Racism (@AntiRacismDay) July 27, 2025
Marching through #epping to oppose the far right who we are using violence to intimidate refugees and antiracists #standuptoracism pic.twitter.com/YLSinDH4em
— Stand Up To Racism (@AntiRacismDay) July 27, 2025
BREAKING: anti-racists have outnumbered the far right in #epping today.
Everywhere they march we will oppose them#standuptoracism pic.twitter.com/jKdpnAd9tF
— Stand Up To Racism (@AntiRacismDay) July 27, 2025
極右派が煽動され暴力的に
移民賛成派のカウンター・デモを主催した団体「スタンド・アップ・トゥー・レイシズム」によれば、極右派が一部の政治家によって「煽動」され、昨年の夏の暴動の繰り返しとして、難民ホテルの外で暴力的に抗議活動を行うよう仕向けられているという。
また同団体は声明で、「今日、Eppingでは反人種差別主義者の数が、極右派を上回っていた。これは重要なことだ。なぜなら、私たちは今、危険な時期にあるからだ。昨年8月と同じように、今日、我々は暴動を阻止できることを示した」
実は27日のデモには、極右指導者のトミー・ロビンソン氏が「数千人の愛国者」をホテルの前に連れてくると約束していたという。
しかし結局、ロビンソン氏は姿を現さず、移民賛成派は「トミーはどこへ行ったんだ?」と嘲笑したそうだ。
27日のデモは比較的、平和的に行われたそうだが、エセックス警察によれば3人が公共の秩序を乱した罪で、逮捕されたという。(了)
出典元:METRO:Anti-racism protestors claim victory after ‘outnumbering’ far right in Epping(7/27)