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最も長い稲妻を観測、829kmで世界記録を更新

最も長い稲妻を観測、829kmで世界記録を更新
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アメリカで、最も長い稲妻が観測され、これまでの記録が塗り替えられた。

 

2017年10月22日に観測

 

その稲妻が観測されたのは、2017年10月22日、場所は北米大陸中西部に広がるGreat Plains(平原)とされている。

 

この時、観測された稲妻の長さは829kmに及び、テキサス州東部からミズーリ州カンザスシティ付近まで伸びという。

 

世界気象機関(WMO)も、これが新たな世界記録であると認めた。

 

これまで最も長かったのは、2020年4月29日に、同じGreat Plainsで記録された雷で、長さは768kmだったとされている。

 

これまでは地上のセンサーで観測

 

これまでは地上に置かれたセンサーによってデータが収集されてきたが、科学者たちは雷の時間や長さなどの観測には、限界があると認識していたという。

 

しかし2016年以来、衛星による宇宙からのマッピング技術の進歩により、稲妻をより広い空間で測定できるようになったそうだ。

 

今回の雷も、海洋大気庁(NOAA)の最新の衛星モデルを使って記録された、最初のケースの1つになるという。

 

また最新技術により、稲妻の光る時間も観測できるようになり、これまでで最も長かった記録は、2020年6月18日に、南米のウルグアイとアルゼンチン北部で観測された、17.1秒の雷になるそうだ。

 

世界気象機関の報告者であるRandall Cerveny教授は、次のように語っている。

 

「毎日起きるこれらの出来事から言えることは、雷が中心となる嵐から遥か遠くまで移動できるということです。この事実により、雷を含んだ嵐に遭遇した時、人々は屋外での活動を制限する必要があります」(了)

 

出典元:The Guardian:US lightning flash was longest on record at 515 miles, scientists say(7/31)

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