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イスラエル軍、ガザ市の市場を攻撃、5人死亡、50人が負傷

イスラエル軍、ガザ市の市場を攻撃、5人死亡、50人が負傷
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イスラエル軍は、ガザ地区北部のガザ市に進軍し、砲撃や空爆を繰り返している。

 

混み合っていた市場を攻撃

 

イスラエル軍は、ガザ市への侵攻を強め、住宅街を丸ごと破壊し、多くのパレスチナ人の家族が逃げ場を失いつつあるという。

 

しかも8月26日には、イスラエル軍がガザ市東部にある、人々で混み合っていた市場を空爆。これにより2人の女性を含む、少なくとも5人が殺害されたそうだ。

 

また民間防衛隊によれば、この攻撃で少なくとも50人の負傷者が病院へ運ばれたという。

 

 

ガザ地区の病院関係者は8月26日、イスラエル軍の攻撃により、全域で少なくとも64人のパレスチナ人が殺害されたと報告している。そのうち13人が支援物資を求め、配給所付近で殺されたそうだ。

 

またガザ地区の保健当局によれば、8月26日には過去24時間で、新たに3人の飢餓関連の死者が記録されたという。これにより、2023年10月以降に餓死した人の総数は303人となり、そのうち117人が子供になるそうだ。

 

「国境なき医師団」の給水車も攻撃

 

「国境なき医師団(MSF)」は8月26日、ガザ地区南部のハンユニスにあるMSFの給水拠点付近で、8月23日に激しい銃撃が発生し、パレスチナ人の男性と少女が負傷したと発表した。

 

MSFによれば、少女は給水トラックの近くで待っていたところ肋骨を撃たれ、ナセル病院に搬送され、一方、男性は手を撃たれたという。

 

しかもイスラエル軍は、MSFのロゴがはっきりと描かれた給水トラックや、パレスチナ人の家族が避難している近くのテントも攻撃したそうだ。

 

MSFの責任者は、イスラエルによる給水制限が「致命的なレベル」に達していると警告。この攻撃により、MSFが給水を停止せざるを得なくなり、パレスチナ人にとって、数少ないライフラインの1つが断たれたと明らかにした。

 

米軍関係者も刑事訴追される可能性

 

「ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)」は、アメリカ軍関係者がガザ地区におけるイスラエル軍の戦争犯罪を支援したとして、法的責任を問われる可能性があると警告した。

 

アメリカを拠点にしている「ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)」は、トランプ政権とバイデン前政権が、度重なる戦争法違反を認めながらも、イスラエルに数十億ドル相当の武器を移転しており、アメリカは国際法上、共犯者になっていると指摘。

 

その上で戦争犯罪を犯したイスラエル軍を支援しているアメリカ軍、情報機関、および請負業者は、いずれガザ地区における残虐行為で刑事訴追される可能性があると述べた。

 

 

一方、カタール政府は、イスラエルのネタニヤフ首相が先週、「即時交渉」を推進すると述べたにもかかわらず、「ハマス」が既に合意している停戦案に対し、イスラエルが反応を示していないと非難している。(了)

 

出典元:Aljazeera:LIVE: Palestinian families displaced as Israel pushes deeper into Gaza City(8/26)

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