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日本の「キリン」がミャンマー軍と関係の深い企業との提携解消

日本の「キリン」がミャンマー軍と関係の深い企業との提携解消
Instagram/kirin_brewery

日本の「キリンホールディングス」は、クーデターの起きたミャンマーにある企業との提携を解消すると発表した。また、そのことが海外メディアでも報じられている。

 

軍と関係の深い提携先

 

「キリンホールディングス」は、もともとミャンマーでビジネスを展開するため、2015年にミャンマー最大手のビールメーカーを傘下に収め、現地の大手複合企業「ミャンマー・エコノミック・ホールディングス」と合弁で事業を手がけてきたという。

 

しかし先日、ミャンマーの国軍が、アウン・サン・スー・チー氏らを拘束。軍事クーデターを起こし、実権を掌握した。

 

この事態を受け、「キリン」は2月5日に声明を発表。「ミャンマーにおける最近の軍の行動については、深く懸念している」と述べた。

 

さらに合弁先の企業がミャンマー軍関係者の年金の運用を行うなど、軍と取り引き関係があることから、「軍が武力で国家権力を掌握した行動は大変遺憾で、今回の事態は会社の人権方針などに根底から反する」と述べ、提携を解消する方針を明らかにした。

 

ただし「キリン」は、ミャンマーから撤退はしないと述べている。

 

人権団体も「キリン」の決断を歓迎

 

BBCによれば、人権活動家らはクーデター以前から、「キリン」と「ミャンマー・エコノミック・ホールディングス」との提携によって、軍に利益がもたらされているとして、提携を解消するよう求めていたという。

 

実際、ミャンマーの人権団体「Justice for Myanmar」はキリンの合弁事業が、ミャンマー軍の戦争犯罪や人権に対する罪に対し、財政的な支援をしていると批判してきたそうだ。

 

しかし今回、「Justice for Myanmar」はキリンの行動を歓迎しており、スポークスマンのYadanar Maungさんも次のように述べたという。

 

「キリンの提携解消という大胆かつタイムリーな動きは、ミャンマー軍に対し、彼らの非合法で残忍なクーデターや、現在も続いているジェノサイドや戦争犯罪、人道に対する罪は許容されないという、強いメッセージを送っています」

 

またこのニュースを報じたBBCのツイッターの投稿にも「よくやったキリン!よくやった!」や「グッジョブ!」「おめでとう!」「恐怖からの解放だ!」といった意見が多く寄せられている。(了)

 

 

出典元:BBC:Myanmar coup: Beer giant Kirin pulls out of partnership(2/5)

出典元:NHK:キリン ミャンマーの合弁先企業 軍と取り引き関係で提携解消へ(2/5)

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