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トランプ氏の国旗焼却を取り締まる大統領令に反発、男性が星条旗を燃やす

トランプ氏の国旗焼却を取り締まる大統領令に反発、男性が星条旗を燃やす
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アメリカのトランプ大統領は国旗を燃やすことを取り締まる大統領令に署名したが、その後、ある男性が星条旗を燃やした。

 

大統領令署名の数時間後に燃やす

 

トランプ大統領は8月25日、アメリカの国旗を焼却するなど冒瀆した者の訴追を、司法省に要求する大統領令に署名した。

 

しかしその数時間後、ある男性がホワイトハウスの向かい側の広場(公園)で、星条旗を燃やし、その後逮捕された。

 

この男性は20年間も兵役に就いていた退役軍人と主張しており、撮影された動画で「この星条旗を燃やすのは、あの屋敷に座っている違法なファシスト大統領への抗議のためだ」と訴えていたという。

 

国旗の焼却は「表現の自由」

 

シークレットサービスは声明で、25日の午後6時15分頃(現地時間)、この男を「物体に火をつけた」として拘束し、公園警察に引き渡したと述べた。

 

また公園警察は、公共の公園での火起こしを禁じる法律違反の疑いで、男を逮捕したと明らかにした。

 

最高裁判所は1989年、5対4でアメリカ国旗の焼却は、「表現の自由」として憲法で保護されているとの判決を下していた。

 

しかしトランプ政権は、「差し迫った違法行為を扇動する可能性が高い」、あるいは「挑発的な言葉」に相当する方法で、国旗を焼却することは憲法で保護されないと主張しているという。(了)

 

出典元:NBC:Flag burning incident near White House leads to arrest hours after Trump’s executive order(8/26)

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