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アルゼンチンの農場に巨大な円筒形の物体が落下、住民もびっくり

アルゼンチンの農場に巨大な円筒形の物体が落下、住民もびっくり
X_@Mirtalunamd

南米アルゼンチンの田舎町で、空から巨大な物体が落下し、地元住民を騒然とさせている。

 

爆発物処理班、危険性がないことを確認

 

その物体は9月25日の夕方、アルゼンチン北東部のチャコ州の町、Puerto Tirolにある畑に落下したという。

 

物体の大きさは、長さが約1.7m、幅は約1.2m。金属部分が繊維状の物で覆われていたそうだ。

 

この畑は、農家のラモン・リカルド・ゴンザレス氏が所有しており、彼はその後、警察に通報。警察は爆発物処理の専門家を派遣し、爆発や化学物質の危険性がないことを確認した。

 

宇宙ゴミの可能性

 

調査の結果、物体の表面の1つにシリアル番号が刻まれており、宇宙船の残骸であることが示唆されたという。

 

またチャコ州警察本部は地元メディアに対し、物体はロケットの燃料タンクであることが確認されたと伝えている。

 

調査を行った専門家によると、この物体は複合材被覆圧力容器(COPV)と呼ばれるタンクの可能性が高いという。

 

COPVは通常、金属を複合繊維で包んだ構造で、比較的軽量な物体の中に液体燃料を非常に高圧下で貯蔵することができるそうだ。

 

このタンクがどのロケットから落下したのかは不明だが、中国のロケットではないかとの憶測が流れている。

 

ゴンザレス氏の農場は、9月24日に中国沖の海上から打ち上げられたロケット「捷竜3号」の、飛行経路の真下に位置しているという。(了)

 

出典元:METRO:Mysterious ‘hairy’ object plunges from the sky into farmer’s field(9/29)

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