サンタになった移民関税執行局の職員…奇妙なAI動画を公開

アメリカ国土安全保障省傘下の移民関税執行局(ICE)が、クリスマスに因んだAI動画を公開した。
ICEの職員がサンタに扮し、拘束
そのAI動画は12月22日、ICEにより「X(旧Twitter)」に投稿され、現在までに47万5000回以上再生されているという。
その動画には、ICEの職員がサンタクロースに扮し、不法移民とされる男性を拘束する様子が映っていた。
また拘束された男性は、収容施設で書類に記入させられ、やがて「ICE Air」と書かれた飛行機に乗せられていく。
AVOID ICE AIR AND SANTA’S NAUGHTY LIST!
Self-deport today with the CBP Home app, earn $3,000 and spend Christmas at home with loved ones.
Holiday incentive is valid through the end of 2025. pic.twitter.com/v80QAaKquD
— U.S. Immigration and Customs Enforcement (@ICEgov) December 22, 2025
自主的に出国した移民に3000ドル
実は国土安全保障省は、年末までにアメリカから「自主的に出国」すれば、不法移民に3000ドル(約47万円)の報奨金を提供すると発表したという。
クリスティ・ノーム国土安全保障長官は12月22日、「不法移民はこの恩恵を活用し、自主出国すべきだ。もし自主出国しなければ、我々は彼らを見つけ出し、逮捕し、二度と戻ってこないようにする」と述べた。
またトランプ政権は今年3月、自主出国を容易にするため、「CBP(税関・国境取締局) Home」という名称に変更したアプリを導入。不法移民の人に、自主的にアメリカから去るよう促してきたそうだ。
そのため今回の動画にも、「CBP Homeアプリを使って今日、自主出国すれば、3000ドルを獲得し、愛する人たちと自宅でクリスマスを過ごすことができます。ホリデーインセンティブは2025年末まで有効です」などのメッセージが書かれていたという。
さらにICEは投稿の中で「ICE Airとサンタクロースの悪い子リストに載るのを避けよう!」と呼びかけていた。
ただICEはこれまで滞在資格のある人物や、資格の申請に来た人物まで強引に拘束し、国外退去処分をしており、その手法に対し、アメリカの多くの州で批判されている。(了)
出典元:METRO:Father Christmas is turned into immigration agent by Trump’s administration(12/23)


























