タイの葬儀屋、燃料不足を訴え、遺体をガソリンスタンドに持ち込む

タイで、葬儀屋が火葬に使う燃料の不足を訴え、遺体の入った棺をガソリンスタンドに持ち込むという出来事が起きた。
燃料の購入を断られる
タイの多くの仏教寺院では、ディーゼル燃料を使用する火葬炉が使われているが、米・イスラエルによるイラン戦争の影響で、燃料が不足しているという。
そして先日、Preechaと名乗る葬儀屋の男性(48)は、ガソリンスタンドで、ディーゼル燃料を購入しようとしたが、拒否されたそうだ。
そこでPreechaさんは3月29日、再びガソリンスタンドへ出向き、ピックアップトラックの荷台を開け、遺体が入った棺を見せ、燃料が必要であることを訴えた。
「買いだめを防ごうとしている」
Preechaさんによれば、ガソリンスタンドの係員が2000バーツ(約9700円)相当のディーゼル燃料の販売を再び拒否したため、彼は棺が積んである車の後部を確認するよう求めたという。
結局、Preechaさんは燃料を購入できたようだが、メディアに対し、次のように語っている。
「こんなことをしなければならなかったのは、初めてです。彼ら(ガソリンスタンド)が燃料の買いだめを防ごうとしているのは理解できますが、火葬を行うには本当に燃料が必要なのです」
タイは、近隣の多くのアジア諸国と同様に、中東からのエネルギーに依存しており、今回の戦争によって引き起こされたエネルギー危機の最前線に立たされている。
タイの国内の多くの地域では、燃料を求めてガソリンスタンドなどに長蛇の列ができ、給油機には「在庫切れ」の表示が出ているそうだ。
タイ政府は100日分のエネルギーを確保していると述べているが、先週、ディーゼル燃料の価格を1リットルあたり38.94バーツ(戦争前は29.94バーツ)に引き上げ、燃料補助金を廃止したという。(了)
出典元:INDEPENDENT:Thai undertaker brings corpse to petrol station to prove need for fuel amid Iran war(3/30)

























