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IKEA、2030年までに80%もの二酸化炭素の放出をカットさせる大胆な計画を発表

IKEA、2030年までに80%もの二酸化炭素の放出をカットさせる大胆な計画を発表
IKEA

スウェーデン発祥でグローバルに展開する世界最大の家具量販店IKEAが、家具の製造工程における二酸化炭素の排出を2030年までに80%もカットする大胆な計画を明らかにし、注目を集めている。

 

2016年比で80%の二酸化炭素排出をカット

 

この計画が明らかとなったのは先月30日のこと。

 

計画においては、2016年比で80%の二酸化炭素の排出を、2030年までにカットするという目標が掲げられている。

 

同社が発表するところによると、この目標はIKEAの自社工場と直販店等で行われていくとのことだ。

 

どのようにして排出目標を実現させるのか

 

しかし二酸化炭素の排出量を80%もカットするという大胆な目標を、IKEAは一体どのように実行していくのか。

 

この鍵を握るものの一つは、環境に優しい接着剤だ。

 

IKEAにおいて現在使用されている接着剤は、化石燃料を基に作られたもの。これを環境に優しいものへと変えることにより、製造工程で排出される二酸化炭素の6%もカットすることができるという。

 

それと同時に再生可能エネルギーへのシフトや、より軽量の素材を使用することによっても二酸化炭素の排出量はカットすることが可能とのことで、同社は様々な角度から目標達成に向けたアプローチを行っていくようだ。

 

IKEA

IKEAの発表直後にはCOP24の開催も

 

一方、この計画が発表されたのは、ポーランドのカトヴィツェにおいて国連気候変動枠組み条約第24回締約国会議(COP24)が開始されるわずか数日前のこと。

 

今回のCOP24は、2015年の第21回気候変動枠組条約締約国会議(COP21)で、195カ国が二酸化炭素排出量削減の目標を掲げて締結されたパリ協定以降、気候変動に関する会議としては最も重要な役割を果たすものだ。

 

さらに国連が先月29日に発表したところによると、今世紀に地球の気温は3~5度上昇する可能性があるとのこと。

 

このような中でIKEAのCEO、Torbjorn Loof氏はCOP24において明確な目標が設定されることに対する期待を示すと共に、その目標は“政府からビジネス、そしてその他のプレイヤーに適用される”として、IKEAが果たせる責任を示している。

 

またこのような同社の姿勢はスウェーデン国内の環境保護組織からも高い評価を受けている。

 

Swedish Society for Nature Conservation」のスポークスマンJohanna Sandahl氏は、「一般的に、世界の舞台におけるそのような巨大なプレーヤーが、非常に野心的な目標を掲げるのは好意的に受け止められることだ」とコメント。

 

IKEAの取り組みを称賛している。

 

他にも二酸化炭素削減に努力する企業は400社以上

 

2016年、IKEAの直販店と自社工場では、340万トンに相当する二酸化炭素を排出しているとのこと。

 

一方同社では今回の二酸化炭素排出量削減への目標の他にも、製品の製造に際して使用するエネルギーを2030年までに100%再生可能エネルギーへと転換する目標をも掲げており、環境に対して高い意識を見せている。

 

他方でパリ協定における二酸化炭素排出量削減目標の達成に当たっては、IKEAのみならずH&Mやコカコーラ社、さらにはソニーといった世界の400社以上の企業も、この実現に向けた企業努力を行っているという。

 

2030年までに80%もの二酸化炭素排出量を削減するというIKEAの大胆な目標。同社のような一大グローバル企業がこのような目標を掲げることにより、後に続く企業がさらに増えてくれることを願うばかりだ。(了)

 

 

出典:The Local Sweden:Ikea plans 80 percent emissions cut by 2030(11/30)

出典:CNBC:IKEA targets big cut in greenhouse gas emissions from production(11/30)

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