いじめをなくすために父親が娘を撮影、その動画が1900万回も再生され話題に
アメリカのオハイオ州で暮らす父親が撮影した、娘の動画がネットで注目を集めている。
小学校まで歩いていく姿を撮影
その父親とは、Swantonという町に住むMatt Coxさん。彼は10歳の娘が寒い中、5マイル(約8km)離れた学校へ行く場面を撮影。それをフェイスブックに投稿した。
動画の中の娘さんはリュックを背負い、左手に黄色いバッグを下げ、ややうつむきながら歩いていく。Mattさんはその後ろを車でゆっくりついていき、撮影し続けた。
通常なら娘さんもスクールバスで通うはずなのだが、Mattさんはあえて娘さんを歩かせたという。その理由とは「いじめ」をやめさせるため。
「いじめ」は受け入れられない
実は娘さんは、スクールバスの中で同じ小学校の生徒を、くり返しいじめていたと言われている。
このためMattさんは娘に罰として学校まで歩かせたのだが、動画においても「いじめは受け入れることはできない、特に私の家では」と語っている。
またフェイスブックのキャプションにも、次のように綴っていた。
「私には、多くの親がこれに同意しないのは分かっています。私は娘にレッスンを教えるため、そして彼女にいじめをやめさせるために、自分が正しいと感じたことをしているのです」
Life lessons!!!!UPDATE: lesson learned! Still has all her extremities intact is happy and healthy and seems to have a new outlook on bullying as well as a new appreciation for some of the simple things in life she used to take for granted #HOLDOURKIDSACOUNTABLE #STOPBULLYING
Matt Coxさんの投稿 2018年12月3日月曜日
「皮肉なこと」というコメントも
この動画は12月3日に公開されてから、すでに1900万回以上も再生されているのだが、親のしつけといじめの問題に関して議論を呼んでいるとか。
投稿に寄せられた6万3000のコメントの多くはMattさんを支持しているが、一部の人は娘の試練をカメラに収めたことを「やりすぎ」「皮肉」だと表現している。
実際にあるユーザーは「罰せられている所を撮影し、フェイスブックに投稿することによって、娘に屈辱を与えている。皮肉なことだ」とコメント。
しかしMattさんは「親は子供に責任を持つ必要がある。動画やいじめの事件は、親たちに子供の責任を持たせるきっかけになることを願っている」と語っている。
娘さん本人もテレビの取材で「自分もいじめられた」と告白しており、「これからは、他の人に親切になれるかもしれない」と述べたという。(了)
出典元:INDEPENDENT:Father forces daughter to walk five miles to school after repeatedly bullying classmates on bus(12/6)
出典元:ABC News:Dad forces daughter to walk to school after she was suspended for bullying(12/6)