北朝鮮でマグニチュード2.1の人工地震を観測、鉱山内部で爆発か?
北朝鮮にある鉱山の街で人工的な揺れが観測されたと、韓国メディアが伝えている。
韓国気象庁「人工的な地震活動」
その揺れが観測されたのは今週木曜日、場所は北朝鮮の鉱山の街、平康(ピョンガン)郡だという。
この日の昼頃、マグニチュード2.1の弱い地震が検知されたそうだ。
韓国気象庁は、その揺れが「人工的な地震活動」だと述べており、鉱山内部で爆発が起きた結果だと考えられる、と述べている。
震源地は地表近くとされるが、爆発が何の原因で起きたのか、その目的が何かは一切分かっていない。
ミサイル施設、すでに稼働可能?
また現在、さまざまなメディアで、米朝首脳会談が終わってから北朝鮮内部での活動が報じられている。
AFPによれば、米国の北朝鮮分析サイト「38ノース」が7日、北朝鮮のミサイル発射施設「西海衛星発射場」の発射台再建作業が急速に進み、「正常な稼働状況」に戻ったとみられることを明らかにしたという。
このサイトと米戦略国際問題研究所は、商用衛星画像を使い、発射場での活動を追跡。6日に撮影された画像では、ロケットをレールに乗せて発射台に移動させるための構造物が完成し、「稼働可能である可能性」が示唆されたそうだ。
トランプ米大統領は7日(現地時間)、北朝鮮で廃棄を約束したミサイル発射施設の復旧を進める動きがあることについて、金正恩国務委員長に「少し失望した」と述べている。
その上で大統領は報道陣に対し、北朝鮮の動向について「見守る、1年内に皆さんに知らせる」と述べたという。(了)
出典元:THE KOREA TIMES:‘Artificial’ tremor detected in North Korean mining town(3/8)
出典元:AFP:北ミサイル施設、再び「稼働可能」に 衛星画像が示唆(3/8)
出典元:聯合ニュース:トランプ氏 2日連続で金正恩氏に失望表明(3/8)