日本の紙幣が変わる!新たなデザインにネットの反応は?
現在、日本で使われている1万円札、5000円札、1000円札の紙幣。これらのデザインが一新されることが、政府によって発表された。
1万円札は渋沢栄一
NHKによれば、紙幣は偽造防止のため、定期的に新しい技術を取り入れてデザインが改められており、政府は現在使われている1万円札、5000円札、1000円札の紙幣のデザインを、一新する方針を固めたという。
新たな肖像画には「近代日本経済の父」と呼ばれる渋沢栄一、日本で最初の女子留学生としてアメリカで学んだ津田梅子、破傷風の治療法を開発した細菌学者の北里柴三郎を使うことが検討されていたそうだ。
そして麻生太郎財務相は9日、2024年度の上期に紙幣を刷新すると発表。それぞれの紙幣に描かれる人物と、デザインが明らかにされた。
現在
1万円札 福沢諭吉 → 渋沢栄一
5000円札 樋口一葉 → 津田梅子
1000円札 野口英世 → 北里柴三郎
紙幣のデザインが一新されるのは平成16年以来で、新紙幣が実際に市中に流通するのは数年後になるものと見られている。
またNHKでは、デザインを変える背景には、皇位継承に伴って来月1日に元号が「令和」に改められるのに合わせて、新しい時代を国民がこぞってことほぐ環境を醸成する狙いもあったとの見方を伝えている。
500円硬貨も一新
また政府は、500円硬貨についても偽造を防ぐために、新たな技術を施してものを発行する予定で、現在のニッケル黄銅に加えて白銅と銅も用い、2色構造とするという。
直径は現硬貨(26.5mm)から変わらないが、重さは0.1g増え7.1gとなるようだ。一方、平成12年に九州・沖縄サミットが開かれるのに合わせて発行された2千円札については、現在のデザインを維持する見通しだとか。
ネットの反応とは
新しい紙幣に変えることについては、ネットではさまざまな意見が寄せられている。
「現金が役割を終えて、次の紙幣は最後になる可能性があるから、聖徳太子に復活してほしいな~」
「そんなことにお金を使う余裕があるなら『賃金上げろ!!!』」
「って言うかこんな所でお金使うんじゃなくて他のところでお金使えって思う。その会議するのもお金かけてるんでしょ?」
「変えなくていいよ。今のままの方がいいよ」
「100年後位には王貞治さんや黒沢明監督や手塚治虫さん等が候補に上がってくるのかなと考えると色々楽しい・・・」
「五千円札は梅ちゃん 千円札はシバちゃん こう呼んでみたら お札の人物にも 親しみが湧いて来そう」
発表されたデザインに関しては、あまり肯定な意見が見られなかった。
「諸外国のデザインに似てきた」
「これから紙幣を使う機会は減るけど、国の象徴だから、デザインにはこだわってほしいな」
「これまでの肖像画に比べてキャラ弱」
全体的に肯定的な意見が少ないように感じられたが、使い続けると愛着も湧いてくるのかもしれない。(了)
出典元:NHK:新一万円札「渋沢栄一」紙幣デザインを発表 5年後めど発行(4/9)
出典元:財務省:新しい日本銀行券及び五百円貨幣を発行します(4/9)