「コーヒーなんて生きるのに必要ないっしょ!」スイス政府の発言に批判の声
スイス政府がコーヒーの備蓄をやめることを発表し、それが注目を集めている。
コーヒー不足に備え備蓄していた
そもそもスイス政府は第1次世界大戦と第2次世界大戦の間から、コーヒーの不足に備え緊急用に備蓄を始めたという。
その後、実際に戦争や自然災害、または伝染病などによるコーヒーの不足と、数十年間戦い続けてきたそうだ。
しかし今、スイス政府は2022年の後半までに備蓄をやめる計画を立てており、先日も「コーヒーは命にとって(生き延びる上で)不可欠なものではない」と発表した。
すでに3カ月分の備蓄がある
そもそもコーヒーにはカロリーは含まれず、生理的見地からも栄養を維持するのに貢献しないという。
またスイスには現在、1万5300tものコーヒーの備蓄があり、それは国全体で3カ月間も賄える量だとされている。
そのため政府は備蓄をやめようとしており、11月に最終決定される前に、今回先ほどのようなコメントを発表した。
しかしスイスにはコーヒー好きが多く、1人が年間9kg(イギリス人の約3倍)も飲むことから、皆が喜んでいるわけではないらしい。
またスイス政府のコメントに対しても、さまざまな国から意見が寄せられた。
「賢くない、私たちのスイスの隣人たちの動きは」
Unwise, move from our Swiss neighbours. #coffee https://t.co/E0y9VOjiVD
— christian cummins (@chrisccummins) April 10, 2019
「世界の終末を乗り越えられる場所のチェックリスト」
*Checks list of places to ride out the apocalypse*
✅ Iceland
✅ New Zealand
✅ Tasmania
❌ S̶w̶i̶t̶z̶e̶r̶l̶a̶n̶d̶'Coffee not essential for life': Swiss Government orders end to emergency stockpiling https://t.co/eVWJD2SFQC
— Greg McNevin (@gregmcnevin) April 11, 2019
「新米の父親として、僕は賛成しない」
As a new father I disagree https://t.co/f1MHjGHk7v
— Ally Stuart (@AllyStuart) April 10, 2019
「(略)コーヒー豆は人間が生き残る上で非常に重要だ。もしそれがなかったら、僕はどこで7ドルのコーヒーを手に入れられるの?」
Hey Switzerland, I think the millions of momzies, deployed military and just about everyone but the British will disagree with you. Coffee beans are vital for human survival. Without them where am I going to get my $7 coffee? https://t.co/SHdSTcqmgV
— Ryan Donald (@MurphyD15) April 11, 2019
またスイス国内でコーヒーを備蓄している企業、15社のうちの12社も備蓄を続けたいと考えているそうだ。
コメントを寄せた人々は大部分がスイスの人ではないが、世界にはコーヒーを愛する人が多いという証拠なのだろう。(了)
出典元:BBC:Coffee not essential for life, Swiss government says(4/11)
出典元:euronews:Switzerland says coffee ‘no longer essential’ to human survival — social media disagrees(4/11)