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ISISに人質として拘束され、5年間もその情報が極秘にされた女性がいた!

ISISに人質として拘束され、5年間もその情報が極秘にされた女性がいた!
flickr_Chairman of the Joint Chiefs of Staff

ISISに捕らえられた人質の中には、身元がバレて殺されたり、身代金を要求されたりした人たちがいた。

 

そのため彼らに身の危険が及ばないよう、あえて政府や関係者が情報を明らかにせず、極秘扱いにしてきた人質もいたという。

 

しかし今回、赤十字国際委員会(ICRC)は以前、シリアで拘束された3人の名前を明らかにした。

 

5年前に拘束され、人質となる

 

そのうちの1人、Louisa Akaviさんはニュージーランド生まれの62歳。彼女は今から約5年前に、赤十字の看護師として医療物資などを運ぶため、シリア北西部イドリブ県に入ったという。

 

しかし同年10月13日、他のボランティアとともにISISの戦闘員に拘束されてしまう。

 

この時、人質となったのは7人。しかしそのうちの4人は、すぐに解放されたが、残りの3人、AkaviさんとボランティアのAlaa Rajabさん、Nabil Bakdounesさんは拘束され続けた。

 

情報を厳重に管理していた

 

しかしAkaviさんたちの雇用主である赤十字やニュージーランド政府は、これまで5年間、彼女らの身元や国籍さえ一切メディアにも伝えず、厳重に情報を管理してきたという。

 

というのももし身元がバレれば、Akaviさんらの身に危険が及ぶと考えたからだ。

 

実際、Akaviさんは少なくとも23人の欧米人の人質グループに属していると見られていたが、彼らの多くは身代金と引き換えに釈放され、または首を切られて殺されたそうだ。

 

またISISは赤十字に対しても身代金110万ドル(約1億2000万円)を要求する連絡をし、その後もISIS戦闘員の釈放を求めると同時に、さらに身代金を2000万ユーロ(約25億円)に引き上げてきたという。

 

しかしAkaviさんらは他の人質とともに残され、その多くは殺されたが、彼女は生きるのを許されたそうだ。

 

そして今年になりISISの最後の拠点も失われ、カリフ制国家が崩壊。このため赤十字はAkaviさんの名前を明らかにし、彼女らの行方を追うと同時に、情報提供を呼びかけた。

 

これまでにも複数の目撃情報があった

 

実はこれまでにも彼女らの目撃情報は寄せられており、少なくとも2人はAkaviさんが、ISIS最後の村の1つ、Sousaの病院で見かけたと証言しているとか。

 

また赤十字では他に少なくとも3人の目撃情報が信頼できると考えており、その証言によれば2016年にAbu Kamalで、2017年にRaqqa、2018年にはMayadeenに彼女がいたという。

 

そして目撃者のうち数人は、AkaviさんがISIS支配下の病院や診療所で医療行為を行っていたと語っており、彼女が看護師としてのスキルがあることから、もはや檻の中に入れられていたのではなく、ある程度自由にしていたと語っている。

 

今回、3人の名前を明らかにした赤十字は、次のように述べて、情報提供を呼びかけている。

 

「私たちは情報を持っている人に、どうか名乗り出てくるよう求めています。もし私たちの同僚がまだ人質として捕らえられているのならば、私たちはただちに、無条件の解放を求めます。ISISのグループによって支配されてきた最後の地域が陥落したのち、私たちはLouisa(Akavi)を追跡できず、見失うリスクがあることを恐れています。私たちが彼女の居場所や安全についてより多くのことを学べる機会が、新しく開けることを願っています」

 

一刻も早くAkaviさんらが無事で発見され、解放されることを願う。(了)

 

 

出典元:The New York Times:ISIS Kidnapped Her 5 Years Ago. The Red Cross Thinks She May Still Be Alive(4/14)

出典元:MailOnline:Red Cross staff KIDNAPPED by ISIS: Charity reveals three aid workers including woman from New Zealand were seized in Syria five years ago and held in Jihadi John jail as they appeal for information on the hostages’ whereabouts(4/15)

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