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きつくフィットしたブラジャー着用で体内に穴!?嚢胞(のうほう)を発症した女性が衝撃的な警告を発す

きつくフィットしたブラジャー着用で体内に穴!?嚢胞(のうほう)を発症した女性が衝撃的な警告を発す
Pixabay

胸部に嚢胞(のうほう:体の中に生じた病的な袋状のもの)を発症し手術を経た女性が、きつくフィットするワイヤー入りブラジャーの危険性を訴え、波紋を広げている。

 

ブラジャーがきついことを訴えるも店員は取り合わず

 

きつくフィットするワイヤー入りブラジャーの危険性を訴えるのは、英国イングランド南東部に位置する都市、ブライトン在住のLynne McConnellさん(51)。

 

McConnellさんがワイヤー入りブラジャーを着用するようになったのは、2003年のこと。

 

この時、彼女は店舗で販売員から計測を行ってもらい、試着をした後にブラジャーを購入したという。

 

しかし購入したブラジャーがきつすぎると感じたMcConnellさんは、その後数年間にわたって複数回店を再訪。

 

その旨を伝えるも、販売員はブラジャーのサイズがMcConnellさんに合っているとして取り合わなかったという。

 

彼女はこの時のことを「販売員は、ブラジャーはそのようにフィットするものであると言うだけでした」と振り返る。

 

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嚢胞発症、術後には5センチ大の“穴”

 

ところがこの後、2018年6月にMcConnellさんは予想外の事態に見舞われる。

 

なんと胸の中心に嚢胞が出来てしまい、切開手術によって取り除かなければならなくなったのだ。

 

嚢胞は内部に液状成分を持ち、多くの場合は放置しても無害である一方、稀に癌へと変化することもある厄介なもの。

 

診察した医師はMcConnellさんに対し、ワイヤー入りブラジャーが身体の分泌腺に圧力を加え、結果的に嚢胞を発症させる原因になってしまったと伝えたという。

 

さらにMcConnellさんが発症した嚢胞は当初豆ほどの大きさであったものの、その後徐々に肥大化。痛みをも伴うようになったため、外科手術によって取り除くこととなった。

 

しかし術後、McConnellさんの胸部には5センチメートル近くもの“穴”が出来てしまい、その完治には3カ月もの時間がかかったという。

 

 

McConnellさんはこれについて、「ワイヤー入りのブラジャーを着用するのは非常に不快になり、しこりはすぐに出来てしまいました。乳腺科にかかった時までには、それは非常な痛みを伴うようになっていました」としている。

 

タイトな衣類は嚢胞を発症させる原因に

 

一方、McConnellさんの事例について、皮膚科医で「British Skin Foundation」の広報も務めるAdil Sheraz氏は、身体にきつくフィットする衣服は嚢胞を発症させる原因となることを指摘。

 

嚢胞が出来る原因ははっきりとは明らかになっていないものの、毛を生み出す皮膚の付属機関である“毛包”が、皮膚の怪我や毛穴の閉塞といった何等かの原因によって閉じられてしまった際、発症してしまう可能性があるとしている。

 

さらに「タイトな衣類や圧力によって引き起こされる可能性のある毛穴の閉塞は、潜在的に嚢胞を形成させる可能性がある」と結論付けている。

 

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きつくフィットするワイヤー入りブラジャーを着用し続けたことで、嚢胞を発症してしまったMcConnellさん。ブラジャーがきついと感じる際には、改めて計測し直して、自分にぴったり合ったものを選び直した方が良さそうだ。(了)

 

出典:Fox News:Woman claims tight-fitting underwire bras caused giant cyst, gaping ‘hole’(5/24)

出典:New York Post:Woman left with ‘hole’ in her chest caused by underwire bras (5/22)

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