警察もびっくり!浜辺に落ちていた「義耳」が奇跡的に持ち主の元へと届けられる
「義手」ならぬ「義耳」がアメリカの海岸で発見され、その後持ち主へと返された。
本物かどうか分からなかった
その「義耳」が見つかったのは、フロリダ州西部の海岸。ちょうどアイアンマン・レースが行われていた時に、浜辺に落ちているのを発見されたという。
その後、「義耳」は地元のHolmes Beach警察署へ届けられることに。
Holmes Beach警察のBrian Hall巡査部長は、「このような耳が届けられたのは初めてですか?」との記者の質問に対し「YES」と即答。その上で次のように語った。
「最初、警察官はそれが義耳なのか、それとも本当の耳なのか、分かりませんでした。その後、私たちはそれをフェイスブックに投稿したのです、持ち主を見つけるのは、勝算がないと知りながらね。でも時に、ソーシャルメディアはとても良いことをしますから」
そしてこの投稿により、ついに「義耳」の持ち主が見つかったという。
ポケットに入れて海へ入ったら…
「義耳」の持ち主は、サウスカロライナ州の街、Beaufortに住むMerritt Yeagerさんだと明らかとなる。
彼によれば、長期休暇でフロリダ西部の海岸を訪れた際、ポケットに「義耳」を入れて、海に入ったという。
しかしその時、胸までの波が押し寄せ、気がついたら「義耳」がポケットから消えていたとか。
それは海へ落ちたと考えられ、家族は数千ドルもした高価な磁気性の義耳を必死で探したが、結局見つからなかったそうだ。
友人からFBの投稿を教えられる
しかしその後、Merrittさんの妻であるJennifer Yeagerさんは友人から、フェイスブックの投稿で誰かが「義耳」の持ち主を探している、と教えられることに。
それがHolmes Beach警察が行った投稿であり、その後Merrittさんは医者から「義耳」が自分のものであるという証明書をもらった後に、警察へ連絡したという。
それからまもなく、Holmes Beach警察からMerrittさんのもとへ、「義耳」が送られてきたそうだ。
それにしても最初に海辺で「義耳」を発見した人は、本当に驚いたに違いない。(了)
出典元:ABC News:‘It sank’: Man miraculously reunited with prosthetic ear after losing it in the ocean(6/20)