火事でも煙でもない…米航空会社の機内に充満したのは大量の霧だった!
アメリカの航空会社の機内が、白い煙のようなもので充満し、当時の様子が撮影された。
白い気体に包まれたまま3時間待機
白い気体が満ちていたのはアメリカン航空の便で、6月9日にフロリダ州のマイアミから、南米のコスタリカへ向かう予定だったという。
しかしコスタリカのリベリアにある空港は、滑走路に窪みが発見されたことより閉鎖。このため行き先を変更し、ニカラグアのManaguaにある空港へ着陸することに。
そしてマイアミへ戻るため、機体は新たな指示が出されるまで駐機場で待機していたそうだ。
その時、突然機内が白い気体に包まれ、乗客はその状態で3時間近くも席に座ることを余儀なくされたという。その時の映像がこちら。
Spent 10 hrs of hell with @AmericanAir. My flight from Mia to Lir was diverted to Nicaragua, we were stuck in a foggy plane for 3.25 hrs, they made no effort to feed my baby, no refund, no help, no hotel when they took us back to Mia. @WFLAShannon pic.twitter.com/6seg9Va8j4
— Jason Kral (@Augiewrslr) June 10, 2019
「霧を作る機械にいるようだった」
この映像を撮影したのは、フロリダ州に住む弁護士のJason Kralさん(34)。
彼によれば当時、妻と生後4カ月と4歳の子供を連れて、休暇を取りに中央アメリカへ向かう途中だったという。
しかし突然霧が発生し、何が起きたのか分からず、人々もびくびくしていたと述べている。
実はこの白い気体は、火事の煙ではなく、大量の「霧」。
キャビンクルーが機体のドアを開けた瞬間、暖かく湿った外気と、エアコンによる機内の冷たい空気が混じったことで発生したとみられている。
Still waiting on @AmericanAir to get back to me with any help pic.twitter.com/0J2FsnyiZp
— Jason Kral (@Augiewrslr) June 11, 2019
しかもKralさんによれば、キャビンクルーがエアコンのスイッチを切ることも、入れることもできず、ただ機内を霧で満たし続けたという。
このため彼は、まるで霧を作る機械の中へいるようだったと振り返っている。
飛行機はその後、再び乗客全員を乗せてマイアミへ戻り、Kralさん家族は計画の変更を余儀なくされ、フロリダ州にあるBonita Springsへ行くことになったそうだ。(了)
出典元:MailOnline:Dramatic video shows American Airlines passengers sitting in fog-filled cabin on Nicaragua airport tarmac for THREE HOURS(6/20)
出典元:INDEPENDENT:AMERICAN AIRLINES FLIGHT FILLED WITH FOG AFTER DIVERSION(6/20)