機内で退屈する子供に本を!英の航空会社が今夏にユニークなサービスを開始
機内で長い時間座って過ごすのは、子供にとっては退屈なもの。しかしそんな子供のために、ある航空会社が今年の夏にユニークなサービスを始めようとしている。
今年は300便に6万冊を用意
このユニークな取り組みを行うのは、イギリスの格安航空会社「easyJet」だ。
この取り組みは「フライブラリー(空飛ぶ図書館)」と呼ばれ、機内に用意された本を自由に選び、それを親などが子供たちに読み聞かせるというもの。
本は座席の後ろにあるポケットに置かれ、読み終わったら、次の乗客のために残しておくという。
実はこの試みは昨年の夏にも行われたようだが、今年は300フライトに6万冊の本を用意する予定とされている。
実は子供は本を読んでもらうのが好き
またこの本は子供だけが利用できるわけではない。
大人もネットの「easyJet’s Flybraries page」を開き、無料のサンプルをダウンロードできるという。
しかも無料サンプルは6万コピーもあり、7カ国語の言語に翻訳されているそうだ。
もっとも今では機内で映画を見ることも、音楽を聞くこともでき、娯楽の選択肢は広がっている。
しかし航空会社による調査によれば、90%の子供たちが母親から声を出して本を読んでもらうのを楽しんでおり、91%の親も子供たちと本をシェアすることを、特別な時間だと述べているという。
作家であり、2児の母親でもあるKatie Piperさんも次のように述べている。
「休日は小さな子供たちとストーリーをシェアする時間を作る、完璧な機会を提供します。(略)だから今年、easyJetが数万冊の本をフライブラリーで提供すると聞き、これに関われたことを喜びました。私はヨーロッパ中の家族が機内で、本に夢中になって楽しむことを願っています」
確かに1人で映画を見て過ごすより、一緒に本を読んだ方が子供にとっては嬉しいのかもしれない。(了)
出典元:METRO:EasyJet launches on-board lending library with 60,000 books across 300 flights(7/10)
出典元:Mirror:EasyJet unveils onboard libraries for children this summer(7/10)