実物大のサメロボット、追跡や偵察もできるドローンが中国で展示される
中国の展示会場で、ちょっと不気味で巨大なサメのロボットが展示された。
最先端の軍事兵器を装備
その会場とは北京にある「北京国家コンベンションセンター」。7月24日から26日にかけて開催された「軍事博覧会」においてお披露目されたという。
このサメのロボットは実物大で、銃やミサイルを持ったキラー・ドローンを含む、最先端の軍事兵器を搭載しているそうだ。
「軍事博覧会」では中国内外のメーカーが陸海空の様々な軍事用および民間用の機器を展示していたが、このサメは巨大な水槽の中に入っており、特に訪れた人々の注意を引いたと言われている。
以前から市民をスパイするドローンを開発
英紙METROによれば、中国は以前から、市民をスパイするために、動物に見せかけたドローンを使ってきたという。
実際、2018年には、多くのイスラム教徒が暮らす新疆ウイグル自治区の上空に、「スパイ・バード」を飛ばしたこともあったそうだ。
またそれ以前にも中国の科学者は、狭い場所でも泳いでいける、カメラを搭載した小さな魚のロボットをデザインしたとか。
今回のサメのロボットは、ハイスピードで、積載量も多いという。また監視や追跡、検索、偵察などさまざまな任務をこなす能力もあるそうだ。
しかし具体的にどのような場面で、どう運用していくのかは明らかにされていない。(了)
出典元:METRO:Fearsome life-size ‘bionic machine shark’ robot unveiled at Chinese military tech show(7/29)