機内の乗客は1人だけ!まさにプライベートジェット状態を満喫する男性が話題に
アメリカで、ある男性が偶然1人で旅客機に乗ることができたとして、注目を集めている。
乗客が自分1人だけだと知らされる
その男性とは、作家でありディレクターでもあるVincent Peoneさん。
彼は先週、デルタ航空の接続便を運航する「SkyWest航空」を使い、コロラド州のAspenからユタ州のソルト・レイク・シティへ向かうため、午後7時の便を予約していたという。
しかし乗り込む前、航空会社のスタッフから、「DL3652便」を予約している乗客が自分1人だけだと知らされ、驚いたそうだ。
そこで彼は、非常に稀な経験を動画で撮影。その後、ネット上に投稿した。それがこちら。
Last week @Delta gave me my own private jet…kind of. pic.twitter.com/p14OGLw1jv
— vincent peone (@vincentpeone) August 12, 2019
コックピットでパイロットにも挨拶
動画にはゲートをくぐってから、駐機場を女性の地上スタッフと共に、飛行機に向かって歩いていく場面が映っている。
Vincentさんが女性スタッフに「このような乗客が1人のフライトを見たことがある?」と聞くと、彼女は「ええ、ありますよ」と答えた。
また飛行機に着いてから彼が、砂の袋を運んでいる女性スタッフに何をしているのかと尋ねたところ、彼女は「ただ、飛行機に重さを加えているんですよ。乗客がいませんから」と答えている。
さらにVincentさんが席につくと、キャビンアテンダントからアナウンスが流れ、「ようこそ、ビンセント」と名前で呼んでもらうことに。
最後に彼は出発前、コックピットへ行き、パイロットに感謝の言葉を伝えると、彼らの1人が「プライベートジェットだね」と笑顔で声を掛けてきた。
乗客が1人でもキャンセルにならない
たった1人の乗客だと通常はフライトがキャンセルになりそうだが、実は予定通りに運航するという。
そうすることで航空会社は目的地に旅客機と乗務員を送ることができ、その後のフライトも予定通り進められるそうだ。
むしろ逆にフライトをキャンセルしてしまうと、輸送面に困難で複雑な問題を引き起こしてしまい、その後の運航をカバーするための方法を探らねばならないらしい。
実は当初、Vincentさんは午前の便を予約していたが、フライトの予定変更を余儀なくされたため、午後の便に乗ることになったとか。それにしても1人で満喫できるとは、なんとも羨ましい限りだ。(了)
出典元:The Washington Post:How a rescheduled flight turned into a private jet experience for one lucky traveler(8/13)
出典元:People:Director Vincent Peone Finds He’s the Only Passenger on Delta Plane and Chronicles His Solo Flight(8/13)