イランの場所はどこ?正確に答えられた米国人は23%
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今月初め、トランプ大統領が実行したイラン革命防衛隊司令官の暗殺について、当然ながら米国内では賛否が分かれている。また、今後取るべき道について、一般人の間でも様々な議論が交わされていると海外メディアは報じている。
このように関心が集まっているイランだが、その場所がどこかとなると、ほとんどの米国人が知らないようだ。
イランを指し示した米国人は23%
米国の調査会社モーニングコンサルトは、ソレイマニ司令官暗殺のニュースが世界的に報じられた数日後(イランの報復攻撃より前)、選挙権を持つ約1900名の米国人を対象に、オンラインで調査を行った。
調査の内容は、国名が書かれていない世界地図の上でイランの場所を指し示してもらうというもの。
その結果、イランの場所を正確に示した人は全体の23%だったという。モーニングコンサルトは、それぞれの回答者が指した場所をドットで示した地図を公開しているが、多くの人が東欧の国々や西アジアの他国を指し示し、中には北米やオーストラリアを指した人もいるのが分かる。
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世界全体の地図ではなく、アメリカ大陸やオーストラリア、東アジアなどを除外して地域を絞った地図を見せた場合も、回答者がイランを正確に示した率はわずか3%しか上がらなかった。
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正解したのは高学歴の富裕層男性
今回の調査では、回答者の属性のうち年齢・学歴・収入・支持政党・性別が分かっている。それらを照らし合わせて、「イランの場所を正確に示せたのは、男性の富裕な有権者、しかも学歴の高い有権者だった」と、同社のJoanna Piacenza氏はコメントしている。
これは余談だが、海外メディアによれば、同様のやり方で北朝鮮の位置を尋ねるアンケートが2017年に実施されており、多くの米国人が間違えて東南アジアの国や日本を指したそうだ
Each dot is a US adult's guess about the location of North Koreahttps://t.co/t8MJNNSiXF pic.twitter.com/N0zqK8aHQk
— Conrad Hackett (@conradhackett) May 15, 2017
この時も、北朝鮮の場所を正確に示した人の多くが高学歴の男性だったそうだ。(了)
出典元:boredpanda:Americans Were Asked To Find Iran On The Map, And Some Of Them Pointed At USA(1/10)
出典元:MORNING CONSULT:Can You Locate Iran? Few Voters Can.(1/8)