ヘンリー王子らは歓迎されない?カナダでの世論調査で73%が費用負担に反対
イギリス王室のヘンリー王子とメーガン妃が、主要王族の地位から退き、主にカナダで暮らすことを宣言したが、これに関する世論調査が行われた。
カナダ人1100人に調査
この調査を行ったのは、社会学者のAngus Reid氏が設立した、非営利で無党派の世論調査団体である「Angus Reid Institute」だ。
彼らは1月13日と14日に渡り、ランダムに選んだカナダ人1154人に対して、イギリス王室に関する複数の質問を行って回答を得た。
そしてヘンリー王子とメーガン妃がカナダへ在住するようになった場合の警備費や他の費用をカナダ政府はどうするべきかに関しては、73%が「払う必要はない(彼ら自身で払うべき)」と答えたという。
一方、「セキュリティや他の費用でも必要なものならば払うべき」と答えた人は3%、「全ての費用ではなく、いくらかは負担すべき」という人が19%、分からないと答えたのは5%という結果になった。
「どちらでも気にしない」は50%
また「ヘンリー王子とメーガン妃が最終的にカナダで多くの時間を過ごすことになった時、嬉しく思うか、または心配するか」との問いでは、14%が「非常に嬉しく思う」、25%が「嬉しく思う」と回答。
一方、「非常に心配」「心配」と答えた人は合わせて11%で、「どちらでも気にしない」と答えた人は50%に上ったという。
まだ費用に関しては議論の最中
一説によれば、ヘンリー王子がカナダへ移住することになると、セキュリティ費用は年間1000万ドル(約11億円)になり、しかもダイアナさんの死亡事故を考えると、警備を無視することはできないという。
ただし、ヘンリー王子とメーガン妃もカナダ国民に対して費用負担を望んでいないとされ、連邦政府の職員も実際にどのくらいの費用が必要になるのか明らかにしていない。
またカナダのトルドー首相も取材に対して、イギリス王室やサセックス侯爵夫妻によって下される決断がまだ多く残っているとして、「移行期間」に関する詳細もまだ議論されている最中だと述べている。
それにしてもカナダ人の73%が「払う必要がない」と答えたとは、ある意味衝撃だったといえるのではないだろうか。(了)
出典元:Angus Reid Institute:Royal Tab: Vast majority don’t want to pay costs associated with the Sussexes’ move to Canada(1/15)
出典元:BBC:The big question Canadians have about royal move(1/17)
出典元:MailOnline:Canada goes cold on Megxit: 73pc of Canadians do NOT want to pick up cost of Harry and Meghan living in the country with just 14pc ‘very pleased’ with their planned move(1/16)