暴風雨「デニス」が吹き荒れる中、機体を斜めにしながらも旅客機が着陸に成功
激しい嵐が吹き荒れるイギリスで、不安定な姿勢のまま滑走路に着陸する旅客機の様子が撮影された。
風速40mの強風の中で着陸
その動画が撮影されたのは2月16日、場所はロンドンにある「ヒースロー空港」とされている。
当時はちょうど暴風雨「デニス」が直撃し、風速40mの風が吹き荒れていたという。
しかしアラブ首長国連邦国営の航空会社「エティハド航空」の旅客機は、着陸を強行。ほとんど機体が斜めの状態で地上へ接近し、無事着陸した。
他の旅客機も不安定な状態で着陸
当時はこの暴風により、複数の旅客機が上空で待機し続け、大きな事故にならないよう、慎重に着陸していたという。
他の機体も乗客に警告を出して着陸態勢に入り、滑走路を跳ねるなどしながらも、なんとか着陸を成功させた。
無論、中には着陸できないと判断し、再び滑走路から飛び立ち、やり直す機体もあったそうだ。
Touch and go at Heathrow @Aviationdailyy @HeathrowAirport pic.twitter.com/1ZFS0DCUPo
— Andy (@AndySTFC79) February 15, 2020
暴風雨により3人が死亡
イギリスでは先週末から暴風雨「デニス」が直撃し、これまでに災害に巻き込まれた3人が死亡。1人が行方不明になっている。
また日曜日の朝までに170の航空便が欠航し、その後もキャンセルが相次いだ。
「ヒースロー空港」では約60%の便が離陸や着陸の中断を余儀なくされ、同じくロンドンにある「ガトウィック空港」でも30%の便が影響を受けたという。(了)
出典元:MailOnline:Pilot lands SIDEWAYS at Heathrow while another is forced to abort landing as hundreds of flights are cancelled amid Storm Dennis 91mph gales(2/16)