Twitter/Greta Thunberg

スウェーデンの環境活動家であるグレタ・トゥーンベリさん（17）と、最年少のノーベル平和賞受賞者であるマララ・ユスフザイさん（22）が、イギリスのオックスフォード大学で会い、その写真がネットで公開されている。

お互いに写真をSNSに投稿

2月22日、グレタさんはイギリスにあるオックスフォード大学のレディ・マーガレット・ホール（構成校）を訪れ、学生らと意見交換をしたという。

その後、彼女はノーベル平和賞を受賞したマララさんと初めて会い、写真を撮影。お互いに写真をSNSに投稿した。

マララさんはツイッターの投稿の中で「彼女は私が学校を休むことになった、唯一の友達です」とコメント。

She’s the only friend I’d skip school for. pic.twitter.com/uP0vwF2U3K

— Malala (@Malala) February 25, 2020

グレタさんもツイッターにおいて「今日、私は模範とする人に会いました。他に何て言えるかしら（もう何も言えない！）」と感激を表した。

So… today I met my role model. What else can I say? @Malala pic.twitter.com/n7GnXUngov

— Greta Thunberg (@GretaThunberg) February 25, 2020

賞賛するコメントが多数寄せられる

もっとも2人が何を話したのは、明らかになっていない。

ただしレディ・マーガレット・ホールの校長であるAlan Rusbridgerさんによれば、グレタさんは学生たちに対し、科学や政治へ参加（投票行動）、抗議の限界や企業投資の撤収、「ネットゼロやリアルゼロ（注）」など多くのことについて話したという。

View this post on Instagram

Honoured to host @gretathunberg at @lmhoxford today and grateful she found time to talk to some of our students about science, voting, the limits of protest, divestment, real zero v net zero, and much more

A post shared by Alan Rusbridger (@arusbridger) on Feb 25, 2020 at 7:10am PST

2人の投稿にはさまざまな賞賛するコメントが寄せられているが、ある人物は「2人のパワフルな若い女性、彼女らは正義や真実、全ての平等のために立ち上がった」と述べている。

またイギリスの朝の情報番組「Good Morning Britain」の司会者であるピアース・モーガンさんも「なんて写真だ…私の人生の中で最も影響力のある若い女性が、オックスフォードで会ったなんて」と感想を述べたという。

What a photo… the two most influential young women of my lifetime meet in Oxford.
More power to their formidable courageous elbows. ⁦@GretaThunberg⁩ ⁦@Malala⁩ 💪 pic.twitter.com/xB7ahHmDKC

— Piers Morgan (@piersmorgan) February 25, 2020

マララさんはパキスタン出身だが2012年に頭などを銃で撃たれ、回復した後にイギリスのバーミンガムに移住。現在はオックスフォード大学で、政治学や哲学、経済学などを学んでいるそうだ。（了）

注：ネットゼロとは、二酸化炭素の排出量を相殺してゼロとみなすこと、リアルゼロは相殺せず実質的に排出量をゼロにすること。

出典元：BBC：Greta Thunberg meets Malala at university(2/25)