【新型コロナ】イタリアでの死者が再び減少、終息へのわずかな兆しか
イタリアで新型コロナウイルスによる新たな死者が減少しつつあるとして、英のメディアが伝えている。
死者数、ICUの患者も減少
イタリアではこれまで、新型コロナにより1万7669人が死亡、4月8日には新たな感染者が3856人増えて、トータルは13万9442人となった。
しかし4月6日の死者数は636人、7日には604人、8日では542人とわずかながらも減少しつつあるという。(一時期再び上昇したと言われていたが、それ以降の数字となる)
また集中治療室でケアを受けている人数は、4月8日で3693人に及んでいるが、前日の4月7日には3792人となっており、5日連続で減少しつづけているそうだ。
これらの傾向は3月9日にロックダウンしてから初めてとされ、病気の蔓延が後退しているというわずかな希望を示すものとなっているとか。
すでに2人の看護師が自殺
ただし新たな感染者は4月7日の時点で3039人だったが、8日にはこれより800人以上も多い3856人となった。ただし、下のジョンズホプキンズ大学のグラフでも明らかなように、全体の感染者数は減少傾向にある。
また治療を続けている医師や看護師らには、心理的な負担がかかっており、イタリアではすでに2人の看護師が自殺している。
このため心理学者らはセラピストを動員し、ネット上で医療従事者が相談できるプラットフォームを提供しているそうだ。
またそれぞれの病院も、多くの患者の死を見てトラウマを抱えている医療従事者に対し、小さなグループでセラピーを行っているとか。
このような背景には、多くの医療従事者が自ら隔離しなければならず、家族のサポートを受けられない状況があるとも言われている。(了)
出典元:MailOnline:Italy sees its lowest rate of new coronavirus deaths so far as fatalities rise 3.2% to 17,669, while infections go up by 3,856 to 139,442(4/8)