黒人差別への抗議デモにKKKの白頭巾を被った男らが出現、あっさり追い返される
現在、アメリカ各地で黒人差別に抗議する集会やデモが行われているが、ネバダ州ではそこに白人至上主義団体の服装をした男らが姿を現した。
「KKK」の白い頭巾をかぶった男たち
その出来事が起きたのは6月8日、場所はネバダ州の街、Fallonとされている。
当時、街の通りでは黒人差別に抗議するデモが行われていたようだが、そこに白人至上主義団体「KKK」の白い頭巾をかぶった数人の男が現れた。
彼らは旗を掲げ、デモ参加者の方へ近寄っていったが、やがて警察官に促され、向きを変えて去っていったという。その様子がこちら。
和解するグループも
ネバダ州では黒人差別に抗議するデモも行われている一方、警察などの法執行機関を支持するデモも行われているという。
両グループはお互いに通りを挟んでにらみ合い、黒人差別に抗議するグループは「Black lives matter(黒人の命は大事)」と叫び、警察を支援するグループは銃を手にし、「All lives matter(全ての人々の命が大事)」と叫んでいたそうだ。
しかし冷静に話し合った結果、お互いに街を平和にしたいと望んでいる点で一致。両グループのリーダーがハグをすることになったとか。
結局、それぞれ異なる観点で抗議活動を行っていたが、最終的には話をし、お互いが理解しようと努力した結果、暴力へ発展することはなかったという。(了)
出典元:Yahoo News:Men Arrive at Nevada Anti-Racism Rally in KKK Hoods(6/10)
出典元:KTVN:Fallon Black Lives Matter Protest Ends With Hugs(6/9)