イギリスで新型コロナによる死者の割合が増加、致死率が最も高い国となる
イギリスがついに、新型コロナウイルスに感染してから死亡する割合、致死率が世界で最も高い国となった。
それまではチェコが最も高かった
オックスフォード大学の研究プラットフォーム「Our World in Data」からのデータによれば、イギリスでは過去1週間以上、新型コロナによる死者が毎日平均で935人になっているという。
このことは新型コロナによって100万人あたり約16人が毎日死亡していることになるそうだ。
そしてこれまで最も致死率が高かったのがチェコ共和国だったが、1月17日に発表された死亡者数により、イギリスが新型コロナで最も高い致死率になってしまった。
※その他の死亡者の割合に関しては、こちらの出典元を参照
累計の死亡者は8万9243人
もっとも1月17日は、イギリスでの新型コロナによる死者は671人。18日も599人と、過去最多を記録した1月13日の1568人よりは、かなり少ない数となる。(データ:ジョンズホプキンズ大学)
ただイギリスでも月曜日は、報告のタイムラグがあることから、比較的死亡者数などの数字は低く出る傾向にあるという。
またこれまでの累計の死亡者は8万9243人となり。ヨーロッパの中でも最も多い数となっている。
変異種との因果関係は不明
死亡者の数で言えば、最も多いのがアメリカで、その次にブラジル、インド、メキシコと続くが、イギリスではこのような人口の多い国と比べても、死亡率が高いという。
またイギリスでは変異種がすでに国内で蔓延していると見られているが、それと今回の致死率の高さとの因果関係は明らかになっていない。
「Our World in Data」の創設者であるMax Roser氏は、他の国はパンデミックの最初から「迅速」で「断固たる措置」を実施していたために、全体の死者の数が少ないと説明。
その例として、ニュージーランドを挙げ、同国では昨年の9月中旬から新型コロナによる死者が1人も出ていないと語っている。(了)
出典元:METRO:The UK now has the highest Covid death rate in the world(1/18)