オランダで反ロックダウン・デモ、警察のウォーターキャノンで女性が飛ばされる
オランダでは、新型コロナウイルスによるロックダウンに反対するデモが起きているが、そんな中であるショッキングな動画が撮影された。
オランダ全土に警察官を配置
新型コロナの感染拡大に伴い、オランダ政府は午後9時以降の夜間外出禁止令も含め、ロックダウン措置を強化。新たな制限が市民に課されたという。
これに不満を持った市民たちは先週末(1月23日)から、街へ繰り出し、抗議デモを行ってきたそうだ。
このためデモの2日目となる24日には、ハーグやアムステルダム、アイントホーヘンを含むオランダの都市に警察官が配備された。
体ごと飛ばされ、壁に激突
多くのデモは平和的だったが、アイントホーヘンの街では抗議活動が過激化し、暴動へと発展。このため警察も催涙ガスやウォーターキャノンを使って、群衆を分散させようと試みたという。
そんな中であるショッキングな映像が撮影された。動画には男性と女性がウォーターキャノンの前を歩いていく様子が映っていた。
男性は片手を挙げ、そこには携帯が握られ、おそらく警察官らの様子を撮影していたと見られるが、その時ウォーターキャノンから水が発射された。
その水の勢いは激しく、男性の後ろにいた女性に命中。女性は体ごと飛ばされ、横にあった壁に激しく頭を打ち付けた。
その後、女性は男性に抱えられながら避難したが、彼女の顔からは血が流れ、その後15針も縫う大ケガをしたと言われている。(下の動画はショッキングなため、閲覧にはご注意いただきたい)
Une femme a été blessée au visage à #Eindhoven aux Pays-Bas après l’utilisation du canon à eau à une courte distance. pic.twitter.com/dnNDHQiNPP
— Anonyme Citoyen (@AnonymeCitoyen) January 24, 2021
オランダ政府は新型コロナの変異種の拡大を恐れ、制限を強化したとされるが、一部のデモ参加者は車への放火や略奪も行ったとも言われている。(了)