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ヒト型ロボット「ソフィア」の描いた絵がNFTとして出品され、7500万円で落札

ヒト型ロボット「ソフィア」の描いた絵がNFTとして出品され、7500万円で落札
Twitter/Sophia the Robot

有名なヒューマノイド・ロボットの「ソフィア」が絵を描き、その作品がオークションに出品された。

 

ロボットが絵を見て、自ら解釈して描く

 

この作品は、ブロックチェーン投資会社「EternaCapital」のアーティスト兼パートナーであるイタリア人のAndrea Bonacetoさんの絵を見て、「ソフィア」が描いたとされている。

 

その作品のタイトルは「Sophia Instantiation」。Bonaceto氏はまず、ソフィアの鮮やかな色の肖像画を作成することからプロセスを開始。ソフィアはその絵を見て、ニューラルネットワークによって自ら解釈し、描いたという。

 

これはデジタル作品で、アーティストの署名で暗号化された非代替トークン(NFT)として、デジタル資産オークションに出品され、68万8000ドル(約7500万円)以上で落札された。

 

「ソフィア」はアートスタジオで、このオークションを見守りながら、「人々が私の作品を気に入ってくれて、人間と私が新しいエキサイティングな方法でコラボレーションできることを願っています」と語ったという。

 

会話ができ、表情も微妙に変化

 

「ソフィア」は香港を拠点とする企業「ハンソンロボティクス」によって、2016年に開発されたヒト型ロボットだ。

 

人工知能を持ち、自律的に話すことができ、表情も人間のように微妙に変化させることができるという。

 

そのため彼女は今までトークショーに出演したり、会議で講演したり、サウジアラビアの市民権を与えられたりして、国籍を持つ最初のロボットとなった。

 

NFTとは?

 

またNFTとは、ブロックチェーン(仮想通貨の基本技術である分散型台帳)上に記録されるデジタル鑑定書のようなもので、デジタルアートだけではなく、音源や動画、記事、さらにはツイートなど、さまざまなデジタル資産の所有権を証明するもの。

 

つまりデジタル界において真のオリジナルを証明する手段の1つで、先日もTwitter創業者のJack Dorsey氏が自身の最初のツイートをNFTとして売り出し、約3億1700万円相当で落札された。(了)

 

出典元:MailOnline:AI humanoid Sophia sells self-portrait NFT for more than $688,000 at auction that shows a colorful evolution between her painting and one made by an Italian artist(3/25)

出典元:CNN:Sophia the Robot ‘self-portrait’ NFT sells for almost $700K(3/25)

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